ホテル24

私が鹿児島市内のホテルに営業担当者として、勤務していた時に参考に

した、ホテルオークラ（東京）の客室課 蔵田理さんにノウハウの一部を

ご紹介します、ホテルにはプロならではの技が生きています。

暮らしの中にも応用できるかも知れません、ご参考に

●さり気ないスマートさは内からにじみ出てくるもの

サービス業では常に見られてもいいように、自分の一番良い顔が自然に

できること、もし、いやなことがあっても良い顔を心掛けているうちに

いやな気持ちも薄れていくものです。また、だらしなく見られないよう

姿勢を正していることも大切。これは、私生活でも心掛けていないと、

お客様の前でだけ注意していたのでは何かの時にボロが出てしまいます

スマートな態度というと、こんな電車の中でのエピソードを思い起こします

私は通勤に１時間ほどかかるので、できれば座っていきたい。でも、

ドアが開いて駆け込むのは最低のマナーですから、無理せず座れる時だけ

座ります。途中、足の悪いご夫婦が乗ってくることがあり、私が座れた時は

譲って差し上げるんですね。すると、“私は○○駅で降りますので、私が

降りたらまた座ってください”とおっしゃるんです。その一言で、その場の

雰囲気がよくなりますよね。お互いこうしたスマートさって大事だと思うん

です。それが、ある日、腰を掛けるには狭いスペースしかなかったので、

私はその前に立っていました。その後、荷物を持ったある初老のご夫婦が

乗ってきたんです。たぶん奥さんが座るだろうと思い、私はさり気なく

場所をずれると同時に棚の荷物もずらしました。すると、案の定、当然の

ように奥さんは座り、ご主人は荷物を棚に載せました。また、隣の席も

じきに空くことがわかっていたので、今度はご主人が座りやすいように

私はずれて立っていたのですが、空くと同時にやはりご主人も何の言葉も

なく座りました。私が席を譲ったわけではありませんが、こういう

さり気ない気遣いを感じられる余裕がスマートさというものでは

ないでしょうか。

また、他の方から聞いた話ですが、若い女性の隣に座った中年男性が

居眠りをして女性の肩に頭がのってきたそうです。この女性は何も

言わずにそのままにして、自分が降りる駅がきた時「私はここで

降りますが乗り越さないでくださいね」と言い残していったそうです

もし、あなたがこの女性の立場だったらどうしますか？その女性

のふだんの様子がうかがい知れるようではありませんか


　　　　　　　　　　　　　今日の花　　　すいれん


　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　花ことば　　　清純な心、甘美


☆　　今　日　の　一　言　　☆

人生には三つの坂がある

一つ目は上り坂

二つ目は下り坂

三つ目はまさか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(引用元不明)