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父親の命日に思う

2021年02月18日 23時21分00秒 | Weblog

父親の命日に思う


( 雪の降る中で咲く紅梅の花 2/18  


明日は 219


父の命日の日だ


父が亡くなってから9年が過ぎた


享年85歳であった


昭和2年生まれの父は

戦前、戦中、そして 戦後を生き

例に漏れず 波乱万丈の一生であった

(若い頃 特攻兵を志願したこともある)

@@@@@@@@@@@@@@@@@

基本 人の不幸を見聞きして

わざわざ笑うことは見識を疑うが

時と場合によっては

勘違いや子どもの言動などで

つい微笑んだり クスッと

笑ってしまうこともあるだろう


そんな自然な感情を

押し殺してまで我慢することは

却ってお互いに精神衛生上

いただけないのではないか?


TPO を弁えよと言うことだが

父親が かなり弱った時に

が思いもかけないことをして

私ら家族はもちろん

看護師さんや介護士さんと思われる人たちも

思わずクスッと笑い

病院のお見舞いで  こんなに

笑ってしまったのは初めてだと

世話をするスタッフの人たちは

話していたが 

後から そのことで

誰一人咎めた人はいなかった


また もう一人の弟 B 

父が好きだった梅の枝を携えて来た


父の家に咲いていた梅であるらしく

薄赤の綺麗な花が沢山ついている枝


それを 弟

父の亡骸のそばに そっと添えた


それからしばらくして

あぁ、父もとうとうお骨になって‥

と 何だか虚しい気持ちになったが

そのお骨を見ると 淡い紅色に

染まっていて 不謹慎ながら

私は 

わぁ、こんなに綺麗に染まって‥

と 思わず 感嘆の声を漏らした


弟たちは 

涙を微笑みに変える技を

持っていると思った‥


ps 2021.2.12 草稿

父が亡くなってから3年後

今度は 母が亡くなった

3歳違いの母は 父と同じく

85歳まで生きた

亡くなる直前まで 

記憶や生きる意志はハッキリしていた

今夜は 我が家の仏壇でお参りをした


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