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この声をきみに(第3回)

2017年09月30日 10時35分30秒 | Weblog
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
(宮沢賢治)
※青空文庫より引用

孝が通う朗読教室で
朗読発表会があった

その時の作品が
上の「雨ニモマケズ」(宮沢賢治作)だ
最初 孝は
ただ発表を聞くだけのつもりだったが
仲間のアクシデントで
孝は
余儀なく共に登壇することになった

孝は 初め
ひどく緊張していたが
仲間の力と 孝の想像力とで
次第に 雨ニモマケズの世界が
目の前に切り開かれて行き
またもや眩い陽の光が
空から降り注いでくる

至福の時!

孝は このひと時があるが故に
足が ひとりでに 教室に向かう

孝は
自分の数的な世界に浸るのが好きで
他の諸々のことは
ほとんど気にはしないという
家庭生活や 殊に 子育てには
かなり不向きな傾向にある

ただ 孝は
子供を虐待する気持ちなど
サラサラなく 彼流の愛情は
溢れるほどあるように見える

息子の国語教科書の音読を通して
子どもとの絆を再確認した後
どうしようと孝は考えているのか
私には まだわからない‥‥

ps 2017.9.29金曜 草稿
NHKTV 9/29 放送を視聴して
9.30 土曜 追記 私は ある想いから この世の成り立ち(と行く末)を知りたくて 子供の頃から いろんなことを考えてきた そして そのために あらゆるジャンルの本を読んできた
また 我が子には 絵本をセットで購入して 何冊も読んで聞かせたと思う
読みながら 謎解きなどをしたりして 親子で楽しんだ
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