疲れた体と心を癒すお風呂。
湯温を少し高めにして、サブンと浸かる。
いつもはぬるめなので暖まらず、なかなか出られない。
泥沼状態の不倫と一緒で、なかなか抜け出せないのだ。
気持ち良く浸かりながら考える。
このまま寝ちゃったら、沈み込んで溺死するかな。
私は冷たくなったお湯に浸かって死んでいる自分を想像してみた。
朝、第一発見者はさぞかし驚くだろうな。
私だったらきっと見て見ぬふりするな。
そのまま会社に行くな。
こんな面白い発想をする私をみんな、面白がる。
私は面白くなんかないよ。
真面目に必死に生きているんだよ。
なのに笑うんだ、面白いって。やな感じ。
ああ、そりゃ私が芝居の中で生きているからかもしれない。
人を笑わすためには、真面目にバカやらなきゃダメなんだよ。
そういや、真面目だよな。
笑いを取ろうとしなくても笑われる。
そしてたまには面白いこと言って受けてみようと考えても、笑ってくれない。
ああ、熱いお風呂は良い❗
こんな脳内随筆だらだら流れていくもんね。
血行が良くなったのさ。
さ、もう寝よ。