フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

お風呂~

2018-12-13 00:06:45 | 美しく生きるという事

疲れた体と心を癒すお風呂。

湯温を少し高めにして、サブンと浸かる。 

いつもはぬるめなので暖まらず、なかなか出られない。

泥沼状態の不倫と一緒で、なかなか抜け出せないのだ。

気持ち良く浸かりながら考える。

このまま寝ちゃったら、沈み込んで溺死するかな。

私は冷たくなったお湯に浸かって死んでいる自分を想像してみた。

朝、第一発見者はさぞかし驚くだろうな。

私だったらきっと見て見ぬふりするな。

そのまま会社に行くな。

こんな面白い発想をする私をみんな、面白がる。

私は面白くなんかないよ。

真面目に必死に生きているんだよ。

なのに笑うんだ、面白いって。やな感じ。

ああ、そりゃ私が芝居の中で生きているからかもしれない。

人を笑わすためには、真面目にバカやらなきゃダメなんだよ。

そういや、真面目だよな。

笑いを取ろうとしなくても笑われる。

そしてたまには面白いこと言って受けてみようと考えても、笑ってくれない。 

 

ああ、熱いお風呂は良い❗

こんな脳内随筆だらだら流れていくもんね。 

血行が良くなったのさ。

 

さ、もう寝よ。

コメント (1)
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