同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。
こいつの家で勝手気ままに生きてきたけど、
今日で俺の好きな新聞、
止めて他のにするんだってよ。
何でも、字が小さすぎて、
情報過多になっちまって収拾つかないらしいよ。
アホだね~。
俺、あの新聞好きだったんだよ。
字数が多いとさ、
それだけで暖か感が違うと思うんだ。
使ってるインクの量が多いだろ?
何で分かってくんないのかな。
だからアホって言われちまうんだよ。
今や俺様のテリトリー、相当広がってるけど、
やっぱ生まれて最初に出会った新聞紙の感触、
捨てがたいよ(笑)
あーあ、今日でお別れだよ。
もう会えないのかな。
寂しいな。
あの温もりは俺にとって最高だった。
……さて、明日からは他の新聞紙に抱かれようっと。
どんな温もり感か、超楽しみ~。
私の前に道はある。
私の後ろにも道はある。
それどころか左右にもある。
つまり私は交差点のど真ん中にいる。
前に進み、
細い路地に入り、
足の向くまま気の向くまま、
気に入った路地を覗いては戻り、
あちこちキョロキョロ、
キョロキョロキョロキョロ。
あれ、
ここさっきも通った。
迷子になったのかもしれない。
出られない。
迷宮だ。
ズルズルズルズル。
ああ、落ちていくのが分かる。
ああ、あの路地を覗いてみたのがまずかった。
道は前後左右にないほうがよい。
一本道をひたすら脇目も降らず行くのが最上。
……かも知れない。
照れるな~。
見られてる?
お見通しだぁ。
悪いことは出来ないよ。
と言ってます。
深呼吸したくなる色ですね。
桜も模様替え。
そろそろ五月人形出すべ~。
これ、お守りだもんね。
あと虫干し。
一年に一度の逢瀬だ。
待ってろよ!
美しい体型を保つために、
ヨガや、美容体操、バレエなど、
日頃から行うことが肝心です。
それは、
自分のあこがれるものに対して、
相応しくあろうとする心がけ。
若さには私はもう到底勝てはしないのだけれど、
得難いものを努力して手に入れた、
と言う自信が私を支える。
生きることは苦しい。
どうか若い力よ、
私のあこがれよ。