フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

月並みな夏の終わり

2017-08-31 22:19:29 | 美しく生きるという事

今日で8月が終わります。

せっかく盛り上がった気分が一気に冷める9月。

なんでだろうねえ、9月はつれないんだ。

熱い8月を突き放す。

お前なんか過去なんだよ。

 

そうそう、これから嫌なことは、

まだ暑い日の陽射しが部屋に入ることです。

太陽が傾いてきたからだけどね。

あれが嫌だ。

 

 


オババんちのアゲハ蝶

2017-08-30 22:52:33 | 美しく生きるという事

昨日の朝の事です。

新聞を取りに行き、

ふとポストの下を見たら黒と赤のアゲハ蝶がいました。

実は門柱に蛹がいたのでした。

何の蛹かしら?と思っていたら、

アゲハ蝶だったのでした。

なぜこんなところにアゲハの蛹が?

と不思議に思いました。

うちには柑橘系の木はないし、

ご近所の木から徘徊して来たのかしら?

それにしても門柱ですよ?

車の影で外からは見えません。

だからかな。

でも何かにこすって落ちちゃったらおしまい。

 

それにしても、

蛹は順調に育っていたんですね。

これは幸運の知らせかしら?

と、少しだけ期待してしまいました。

 

前の家にはグレープフルーツの木があり、

アゲハ蝶の卵が産み付けられ、

幼虫になり、青虫になり、

これは羽化を期待できるぞ!

と思うとどっか行っちゃったり、

消えちゃったり、

カマキリに食われちゃったり、

残念なことばかりでした。

 

今回は、どこぞの木で育った青虫が、

はるばる我が家にやって来て蛹になり、

立派なアゲハ蝶になって飛び立って行ったのです。

その姿をわざわざ私に見せるために。

 

何処でも見られる光景で、

特に何かあるわけない、と言われる方もいらっしゃると思いますが、

私には絶対何かの知らせだ!

と思えてならない夏の終わりの出来事でした。

 

ちなみに写真を撮ろうと家の中に入り、

スマホを持ってきたらもういなくなっていたので

残念ながら写真はありません。

 

 

 


非道なオババ

2017-08-24 09:30:47 | 美しく生きるという事

この夏、長男がアパートを借りて、

家から出ていったので、

彼の部屋が空きました。

しかしこの部屋を丸ごと私のものにするのも、

冷たい母だと思われるので、

取り敢えず、彼の私物は取っておいて、

レイアウトは私が変えてもいい、

と言う了解を取り付けました。

やったー!

 

よく、嫁が来たら二世帯で住めるように、とか、

起こってもない事を想定して前もって準備しちゃうと、

ずっと縁がなかった……と言うことがあります。

縁があってから考えればいいんだよ、そういうのは。

と思いますね。

 

いまオババの住んでいる家は、

バブル末期に建てられたもので、

若い夫婦から見ると無駄だらけらしいです。

当時建てた人の好みで作られたものだから、

今風の合理的な間取りではないのです。

それでもね、オババは気に入ってしまったのです。

それで、一応子供たちに部屋を割り振ったものの、

いずれ出ていけば私のものになる、

とほくそえんでいたのです。

ただ、万一奴等が誰も売れなかったら?

と言う不安もありましたが、

お陰さまで何とかなりそうです。

そして、部屋は私のものに……。

 

これはね、

幼い頃、自分の部屋がなかったトラウマだよね。

どうしてもこだわっちゃうんだよね。 

しかも一つで飽きたらず、複数ないと安心できない。

 

そのうち、他にも持ちたがるかな。

それは困るな。我ながら。