フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

能力があるのに働かない人

2015-01-30 21:26:53 | フィクション
工場勤務の時に感じたことだけど、
パートさんで、能力ある人がいて、
でも責任者になってほしいと言うと
嫌がる。
仲間のなかで頭ひとつ出たくないらしい。

本社で、以前作業を効率よく進め、
先を読み、リーダーとしてやっていける
と感じさせるパートさんがいた。
わたしは彼女に『社員ならない?』と
声をかけた。
事務も作業も両方出来るだろうと思ったから。
でも彼女は『今子どもの部活で忙しいから』
と断った。
違うパートさんで、お喋りの中に理路整然と話を
組み立て相手に分かりやすく説明
出来る人がいる。
『ブログ書こうよ』と言うと、
『パソコンは駄目なの。スマホもメールするくらい』
と言う。

例えその人に能力があったとしても、
その人にその仕事をしようという覚悟が
なければ、その仕事にはたどり着かない。
○○だから…、○○は使えないから…、
そんなこと仕事をしているうちに乗り越え
られるのに。
もったいないと思う。
でもそうやって仕事に出会えないのも
その人の定めなのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素直になるが勝ち

2015-01-28 20:47:27 | フィクション
ちまたには『負けるが勝ち』と言う概念がある。
文句や口出しに対して、
にっこり笑って『はいっ、そうですね!』
と言える人が本当に羨ましい。
あたしはそういうところが駄目なのだ。
『…』むくれるだけ。マジで可愛くない。
営業スマイルでいいのよ~。
その方が上司の受けも良いし、
実は自分にとってもいいんです。

上司の出してきたアイデアを素直に受け取り
それをどう料理するかはあたしの自由なわけです。

ホントにこれで客食い付くの?
疑う前にまずやりなさいよ。

社長、婿さんに叱られないんですか?
こんな呑気なことやっていて。

わたしはこの商品が、実は好きではない。
だから気が乗らないと言うことはある。
社長は、あたしがこれ嫌いだと知っていて、
販促やらせているんですよ、
おかしくないだろうか?

だけど、これがあたしの仕事なら、
きちんと向き合わなくちゃいけないな、
と気が付いた。
好きになるよう努力します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいデザインって?

2015-01-21 18:50:18 | フィクション
他人の悪口ばかり言っていてもしょうがない。
私も売れ筋商品を作り出さなきゃ!

ところが、自分から手を挙げたくせに、
何にも出てこない。
『開発をしたいです』って願っていて、
今それをやって良いよ、と言われて、
せっかくのチャンス、
またとないチャンス、
自分のやりたかったこと、
なのに何も出来ない。
時間はどんどん過ぎる。
モノは出来上がってこない。
社長達も変だな、と感じ始めたようだ。
ヤバイよ。
私って、仕事出来ない女だったのね、
今まで勘違いしていたようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

売れる商品ってどんなの?

2015-01-15 20:30:43 | フィクション
デザイナーの作った商品は、
中身の特徴の無さと共に、
一般にはうけいれられなかった。
この化粧品、何に効くの?
それが全くうたわれていないのだ。
うたわれるも何も、
効果なんかないのだ。
原料合わせれば取り敢えず、
化粧品らしきものには
なるのだ。
一般顧客の目は厳しいことに、
社長は気付いていなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする