フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

夏至が終わっていた。

2024-06-25 07:35:41 | 美しく生きるという事

夏至が大好きです。

毎年1月~夏至までが1年の絶頂期と考えていて、

夏至の翌日~年末までは衰退するのみです。

7月8月には夏休みもあるのですが、

太陽が傾いて昼間の時間が短くなるので淋しいのです。

そんなに大好きな夏至なのに、今年は過ぎてから思い出しました。

なんと言うことでしょう。

もうどうでも良いのでしょうか。

 

夏至が好きになったのは愛犬と散歩していた時です。

会社から帰ってからの散歩でもまだ明るい。

楽しかったし嬉しかった。

明るくなってから朝の散歩、明るいうちに夜の散歩。

冬は明るくなる前の朝の散歩、とっぷり暮れた後の夜の散歩で、

今が朝なのか夜なのか分らなかったから。

そんな飼い主都合のお散歩を愛犬は喜んでくれていました。

思い出すと切なくなります。

何も文句も言わず、ひたすら一緒に歩いて、帰ってからご飯を食べて。

途中で足を止めてこちらを振り返り『撫でて』というように私の顔を見るのが習慣でした。

もうお骨になってしまっている愛犬。

あれから1年以上経ってしまっていることに驚きます。

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