秦野、二宮、大磯、中井にものもうす~問題点検証します!

わが町の問題点をあきらかにし、住みよい町つくり。

伊勢原の花火大会節目10年

2024-05-14 01:10:49 | 日記

伊勢原で18日に花火大会 10回目の節目 
震災やコロナ禍も…「市民の底力」で引き継ぎ定着
5/13(月) カナロコ 

第10回の節目となる花火大会を
アピールする柏木実行委員長
=8日、伊勢原市役所

伊勢原の夜空を光と音で彩る「いせはら
芸術花火大会」が18日、伊勢原市総合
運動公園(同市西富岡)で開催される。
市民有志による実行委員会が企画・運営
する大会は10回目を数え、節目を飾る
演出も着々と準備が進められている。第
2回から実行委員長を務める柏木貞俊さ
ん(60)は「量より質で心に残る、人
生の一ページになる大会を見に来てほし
い」とアピールする。

【写真で見る】過去に行われた花火大会

大会は「伊勢原の子どもたちに花火を」と
2009年に始まった。これまで東日本大
震災や新型コロナウイルス禍などで途切れ
ることはあったが、「こういう時代だから
こそ花火を見て元気を出してもらいたい。
市民の底力で何とかしようという意地」
(柏木委員長)で引き継がれてきた。節目
を迎え、伊勢原の花火として定着してきた
手応えを感じるという。

行政主体ではなく市民有志の運営のため、
会場使用料を支払い、公園の遊具を守る防
火シートも自ら準備する。近年の物価高騰
は花火の火薬代、警備員の人件費などに跳
ね返り、台所事情は苦しいが、民間からの
募金や協賛金に支えられた。

地元の協力も欠かせない。伊勢原を良くし
たいとの思いが、一般ボランティアや消防
団、周辺企業や関係機関を一つにまとめて
運営を支え、音に敏感な養鶏農家などの理
解につながっているという。

「ひらつか囲碁まつり」10月13日に
開催決定 コロナ禍前のように盛大に
5/13(月) カナロコ 

2022年の「湘南ひらつか
囲碁まつり」

「囲碁のまち」を掲げる神奈川県平塚市の
秋の恒例イベント「湘南ひらつか囲碁まつり」
の日程が10月13日に決まった。市や実行
委員会などの主催。

囲碁まつりは、市内の自宅に囲碁道場を
開き、多くのプロ棋士を育てた木谷實
九段の功績をたたえ、囲碁文化の普及・
振興のために始まった。昨年は77人の
棋士が出場し、約1700人が来場する
など根強い人気があるという。

今年は、新型コロナウイルス感染拡大で
ここ数年中止していたプロ棋士との懇親
会が復活する。市は「規模や内容もコロ
ナ禍前に戻し、盛大にやりたい」と来場
を呼びかけている。

会場は紅谷パールロード商店街周辺で、
千面打ち大会の参加者募集や関連イベン
トは8月ごろに発表予定。

ホタル観察、幻想的なひとときを 
三浦「小網代の森」4日間限定で夜間開放
5/13(月) カナロコ 

夜間開場する「小網代の森」
の区域(県提供)

豊かな自然に恵まれた神奈川県三浦市・
小網代の森が今月から、4日間だけ夜間
開放される。森に生息する貴重なゲンジ
ボタルを観察してもらうためで、管理す
る県はルールを守りながらの観察を呼び
かけている。

小網代の森(広さ約70ヘクタール)で
は、4~9月の開場時間は午後6時まで
に限られている。原則として毎年、ホタ
ルが幻想的に舞う時期だけは期間限定で
夜間開放している。

今年は今月24、25、31日と6月1
日の計4日間、午後9時(入場は午後8
時)まで開放する。開場区域は引橋入口
~宮ノ前峠入口の散策路約1キロ。

ホタルは一般的に天気が良く、湿度の高
いときに多く出現する。森の中は街灯が
ないため、懐中電灯などが必要。来場者
が多数の場合は入場制限を行う。雨天中
止。

問い合わせは、県自然環境保全課
電話045(210)4310。

春を五七五にしたため
小田原俳句協会が大会
タウンニュース

小田原俳句協会(村場十五会長)が4月に
おだわら市民交流センターUMECOで
「第77回桜まつり俳句大会」を行った
=写真。

今年で最後の開催となる今回は67人が参加。
163人から寄せられた事前投句の兼題
「桜または花、蝶」の表彰と当日題「春季
雑詠」の大会が行われた。村場会長は「最
後の大会が小田原城のソメイヨシノ満開の
中で開催できたことは締めにふさわしかっ
たのではないでしょうか。今後は梅まつり
と秋季の2大会を充実させていきたい」と
話した。上位入賞者は以下の通り。※敬称

兼題▽神奈川県知事賞/てふてふやひとり
になつただけのこと(柳川紀枝)▽小田原
市観光協会会長賞/象一頭蝶一頭に同じ風
(田畑ヒロ子)▽小田原俳句協会会長賞/
ひと口の白湯にほどける花疲れ(荒理依子)

当日題▽小田原市長賞/のどけしや時刻違
えて鳩時計(加藤かほる)▽小田原俳句協
会会長賞/勾玉のやうに寝る子や菜種梅雨
(岡本保)

小田原まち歩き
「老舗めぐり」続編完成
リーフ、ウェブで6店紹介
タウンニュース

6店舗のリーフレット

リーフレットとウェブページ「小田原まち
歩き老舗めぐり」を小田原まち歩き実行委
員会(平井丈夫委員長)が作成し、4月か
ら配布している。

小田原市内の創業100年を超える老舗店
を紹介するシリーズの続編。小田原駅発着
のまち歩きコース(所要時間1時間程度)
を設定し、途中で立ち寄れる6店舗それぞ
れの歴史、店主のひとこと、おすすめ商品
などを写真付きで掲載している。

続編の紹介店舗は▽魚商小田原六左衛門 
鮑屋▽小田原まると ▽魚國 ▽マツシタ靴店
 ▽積善堂 平井書店 ▽小田原 柏又-の6店舗。
第1弾の6店舗も含め、リーフレットは各店
舗と小田原駅観光案内所で無料配布中。
ウェブは、ウェブサイト「レアリア」内
「老舗めぐり」(https://rarea.events/
features/odawara-machiaruki)で公開し
ている。

小田原まち歩き
「老舗めぐり」続編完成
リーフ、ウェブで6店紹介
タウンニュース

6店舗のリーフレット

リーフレットとウェブページ「小田原まち
歩き老舗めぐり」を小田原まち歩き実行委
員会(平井丈夫委員長)が作成し、4月か
ら配布している。

小田原市内の創業100年を超える老舗店
を紹介するシリーズの続編。小田原駅発着
のまち歩きコース(所要時間1時間程度)
を設定し、途中で立ち寄れる6店舗それぞ
れの歴史、店主のひとこと、おすすめ商品
などを写真付きで掲載している。

続編の紹介店舗は▽魚商小田原六左衛門 
鮑屋▽小田原まると ▽魚國 ▽マツシタ靴店
 ▽積善堂 平井書店 ▽小田原 柏又-の6店舗。
第1弾の6店舗も含め、リーフレットは各店
舗と小田原駅観光案内所で無料配布中。
ウェブは、ウェブサイト「レアリア」内
「老舗めぐり」(https://rarea.events/
features/odawara-machiaruki)で公開し
ている。


市民作家の力作ズラリ
浦賀のカフェでミニ芸術祭
タウンニュース

東浦賀の東岸渡船場前にあるカフェ
「エルマール」でミニ芸術祭が開か
れている。1階ギャラリースペース
に地元アーティストらの作品を展示。
切絵作家の福島肇さんは「美しき切り
絵の世界」と題して、ビートルズを模
写した作品=写真=などを発表している。

5月26日(日)には2階のカフェスペース
で、詩吟、落語、演劇、紙芝居、音楽の
演者が入れ替わりで出演するライブパフ
ォーマンスもある。

6月2日(日)まで。毎週月・火曜定休、
5月19日(日)の休業日以外は自由観覧
できる。時間は午前11時30分から午後6時。

問い合わせは【携帯電話】090・
5442・2809(藤本さん)

高校生×シェフのコラボ
「白いカレー」食材の正体は─
カレーフェスで限定販売
タウンニュース

「よこすかラボ」のメンバーと
吉田シェフ(中央奥)

全国の人気カレーが集結する一大グルメ
イベント「よこすかカレーフェスティバ
ル2024」が5月18(土)・19日(日)
の両日、三笠公園で開かれる。これに地
元高校生グループといちご よこすかポー
トマーケットの連合チームが新考案メニ
ューで出店する。地場産の大根を食材に
取り入れた大胆な試みで、英語表記の
RadishとCurryを掛け合わせ
て「Radica」(ラディカ)と命名。
口あたり優しく、クリーミーなテイスト
の”白いカレー”でアピールする。

メニュー開発に携わったのは、三浦学苑、
湘南学院、横須賀学院の有志8人が参加
する「よこすかラボ」。地域の活性化や
社会課題の解決などをテーマにしたビジネ
スアイデアコンテストで腕試しをしてきた
面々が、机上の計画だけでなく、実践の場
を求めて挑戦を決めた。  

実際のレシピづくりは、ポートマーケット
のグルメ体験イベント「半島キッチン」の
仕掛け人で”旅するシェフ”の異名を持つ
吉田友則さん(西浦賀出身)が担当。学生
らの意見を取り入れながら完成させた。

ペースト状の大根を豆乳で伸ばしたポター
ジュがベースのグリーンカレー風。ルーに
ワカメの粉末を混ぜることで和のテイスト
も融合させている。アクセントとして切り
干し大根を用いるなど食感にもこだわった。

メンバーのひとりである三浦学苑の宮川優
さん(3年)は、「大根の甘みとスパイス
が調和した味わったことのないカレー。
横須賀の大地の恵みを感じる逸品に仕上
がった」と自信をのぞかせる。会場でPR
販売を行う。各日250食限定で1皿
600円。

よこすか無双龍 桜と楓
「軍港水道」伝える銘酒
シティサポートが製造
タウンニュース

 

旧日本海軍が1921年に整備した
「軍港水道」でつながる横須賀市と
愛川町にある半原水源地。一般財団
法人シティサポートよこすかは先ご
ろ、100年超の歴史を持ち、20
07年まで市民の水道として利用さ
れてきた経緯などを後世に伝えるこ
とをめざした日本酒の第2弾を販売
を開始した。

銘柄は純米酒「よこすか無双龍 桜と楓」
=写真。昨年地元の名産品として登場
した商品の兄弟酒の位置づけ。それぞ
れの自治体のシンボル樹木である「オオ
シマザクラ」(横須賀市)と「かえで」
(愛川町)を名前に加えている。

蔵元は同町にある大矢孝酒造株式会社。
精米歩合75%で徳島県産山田錦を100
%使用している。アルコール分15度。

価格は四合瓶で1800円(税抜)。
若松町の酒販店「ヒトモト」で販売し
ているほか、大矢部の「うな萩」、坂
本町の「立花」などの飲食店で味わう
ことができる。

「”海の隼”をあるく」番外編(後編)
家康×按針──その奇跡の出会い
浄土寺・逸見(へんみ)道郎(みちお)

住職インタビュー
タウンニュース

按針の菩提寺である浄土寺。「按針忌法要」
「按針フェスタ」などを通じて功績を伝え
ている

日本にやって来た初めてのイギリス人、
ウイリアム・アダムス。「三浦按針」と
して徳川家康に仕え、日本の歴史を変え
るくらいの活躍をした裏には、2人の強
い絆があったことは間違いないところだ
ろう。いったい、この2人のタッグはな
ぜ成立したのだろうか。前編に引き続き、
按針の人となりについて探っていこう。

17世紀が始まろうとする時、世界は激動
の時代だった。まさに大航海時代の真っ
ただ中、ヨーロッパの国々は世界各地に
繰り出し、次々に領土を獲得していった。

例えばスペインは、まずキリスト教を広
めて人々の精神に入りこみ、貿易でモノ
を持ち込み、その後に武力で侵攻し、土
地と富を奪う──言わば当時の"侵略パッ
ケージ"とも言える動きが、この時まさに
日本をターゲットにしていたとも言える
のだ。

「徳川家康は、スペインがキリスト教の
布教を強く推し進めることに懸念を抱い
ていたと思います」と逸見さんは語る。
「しかし、それよりも交易から得る利益
を優先せざるを得なかった。関ヶ原の直
前ですし、依然として豊臣家が存続し、
キリシタン大名も多かった。国の内外に
問題を抱えながら、判断を下せるような
世界情勢に関する正確な情報がなかった。
そこに、アダムスが来たわけです」

ではなぜ、家康は彼を信頼したのだろう
か。「これはもちろん想像ですが、アダ
ムスは自分を大きく見せようとするタイ
プではなく、実直に、ありのままに事実
を分析していたから信頼されたのではな
いか、と思います」。一方で家康は、戦

乱のない平和な世の中を自らの手で作り
出そうとしていた。とかく"狡猾(こう
かつ)な古だぬき"というイメージが語
られるが、「現実をありのままに受け止
め、今起きている国難をすべて引き受け
る、という心を持っていたのではないか
と思うのです」。いわば徹底した"リアリ
スト"の2人が偶然にも惹かれ合った、と
いうことなのかもしれない。しかしそれは
偶然と言うには説明がつかないくらい、
あまりにも劇的で、日本の歴史を変えた
出会いだったのだ。

「按針は自分の手柄を自慢することもなく、
ひたすら愚直に物事に取り組んでいく。家康
から見れば、その飽(あ)くなき生き方は好
感を持てたのかもしれませんね。(実直で
ロマンがない、という意味で)"食えない男"と
思っていたかもしれません」。激動の時代、
信頼できる相談相手としては絶対の存在だっ
たのだろう。

「三浦按針を学ぶと、世界の動き、特にヨー
ロッパを中心とした宗教が見えてきます。
これまで注目されてきませんでしたが、実
は家康は日本の存亡をかけ西欧諸国と対峙
したのです。家康が後にキリスト教の禁教
を決断したのも、按針に船を造らせスペイ
ンに武威を示したのも、一連の流れのうち
にありました。按針を見ると、外国の侵略
を防ぎ、平和な日本を求め続けた家康の動
きも見えてくるのです」

そういえば、本書でも「食えぬ奴め」
と家康が按針を評するセリフが出てく
る。同時に、按針から諸外国の動きや
キリスト教布教の狙いなどの話を聞き、
思いをめぐらす家康の顔も思い浮かんで
くる。そんな2人の仕事の積み重ねが、
今の日本の土台の一つになっているのだ
ろう。

実は『海の隼』の初版が出版された一九
九九年十二月十五日は、作者・大島昌宏
の命日だ。その年の前半から病に侵され
ていたので、大島は当時、浄土寺に取材
はできなかったようだ。

そんな中で、逸見さんから"食えない男"と
いう言葉を伺った時、按針と父・大島をめ
ぐる旅がようやく終わりを迎えたような気
がした。

そう、按針は"食えない男"だったのである。
ただひたむきに、目の前の課題に全力で向
き合う強さを、彼は日本で発揮していただ
けなのだ。その思いが家康と響き合い、人
を動かし、歴史をつくった──。按針の業
績に関する記録が少ないのも、あるいは自
分を誇ることをしない彼らしい、とも言え
よう。

* * * *

さて、按針が亡くなった207年後に、
もう一人の"食えない男"がこの世に生を受
ける。小栗忠順(ただまさ)──彼も後に、
外国の侵略を阻止し、日本の歴史を変える
大仕事をしてみせることになる。次は、
そんな小栗を追う旅に出かけていこう。

按針と小栗。2人の仕事人が愛したのは、
紛れもなく、ここ横須賀だったのである。


【筆者プロフィール】藤野浩章(ふじの・
ひろあき)ライター。1971年横須賀生まれ。
本紙では2018年から「ミドリヤのひと」
「ホーム・アンド・アウェイ!」など4作
の連載小説をペンネームで執筆。市内企業
に勤務

 

 

 

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