鴫立庵の歴史辿る
大磯 郷土資料館で企画展
タウンニュース
書画などの関連資料を展示
江戸時代から続く俳諧道場「鴫立庵」ゆかりの資料を
公開展示する企画展が、12月8日(日)まで大磯町
郷土資料館(西小磯446の1)で開催されている。
同展では、鴫立庵に伝わる歴代庵主の書画や使用した
品などを展示。初代庵主の大淀三千風が諸国を巡った
際の行脚記録や詠んだ句の短冊、大磯出身の十五世・
原昔人の写真や入庵挨拶状、初の女性庵主の十八世・
鈴木芳如の句帳や作詞した「大磯八景音頭」のレコー
ドなどが並ぶ。また真贋こそ定かではないものの、
同庵の名称の由来となった歌を詠んだ西行の真筆や
使用した杖なども展示されている。
担当学芸員による展示解説を11月10日(日)と24日
(日)の午後2時から実施する。30分程度。事前予約
不要。展示替えも予定されており、前期の展示は10日
まで。12日(火)から後期の展示が始まる。同館では
「折しも今年8月に庵主が交代され、鴫立庵が新たな
時代を迎える時に、その歴史を真正面から取り上げる
本展を開催することは意義深い」と来館を呼びかける。
毎週月曜日は休館。開館は午前9時から午後5時
(入館は4時30分)まで。入館無料。問い合わせは
同館【電話】0463・61・4700へ。
読書標語など49人受賞
中井町で文化祭も
タウンニュース
表彰を受ける小中学生
中井町の短歌・俳句大会と読書の日のつどいの合同
表彰式が農村環境改善センターで11月2日に行われ、
各部門の入賞者49人が表彰を受けた。
短歌・俳句大会は今年で19回目。小学生以上の町民から、
短歌212点と俳句419点の応募があった。短歌一般
の部では、岩本佳恵さんの作品「我が子の手いつか離れ
るその日まで もう少しだけ握らせていてね」が町長賞
に選ばれた。
11月3日の「中井町読書の日」にちなむ第17回読書活動
推進標語・ポスターコンクールには、未就学児と小中学
生を中心にポスター28点と標語302点が集まった。
小学校低学年以下・高学年・中学生以上の部に分かれ
19人が入賞。好きな本に囲まれて読書を楽しんでいる
様子を描いたポスターや、本との出会いによる心の成長
を表現した標語などが評価された。
町民文化祭も同センターで2日と3日に開かれ、丹精
込めて仕立てた盆栽やアートフラワー、絵手紙、書、
竹細工などの作品展示があった。ステージでは舞踊や
民謡の町民サークル、中井中学校吹奏楽部が、日頃の
活動の成果を披露した。
作品の展示コーナー
湘南オリーブ出荷
オイルや新漬など販売会も
タウンニュース
オリーブを収穫する濱田さん=10月26日
二宮町の特産品として6次産業化が進められている
「湘南オリーブ」の今年の収穫がほぼ終わり、加工品
が出回り始めた。
中里地区で2004年からオリーブ栽培に取り組む
ユニバーサル農場では10月26日、収穫作業が大詰め
を迎えた。農場主の濱田治郎さんとその家族が、湘南
の日差しを浴びて実ったオリーブを一粒ずつ手で摘み
取った。
育てているのは、マンザニロやレッチーノ、ネバディ
ロブランコなど約20品種およそ600本。根元に付い
て木を枯らしてしまうゾウムシの幼虫には、気を抜け
ないという。畑の土を荒らし、木の枝を折ってしまう
イノシシも厄介な存在だ。台風15号と19号の影響で
10本ほどの木が傾いてしまったが、「木が成長し、
実のなり具合も安定してきた。出来はいい」と濱田
さんは話す。
同農場では、傷のないきれいな実を選別して、新鮮さ
を保てる48時間以内に搾油機へ。純国産のエキストラ・
バージン・オリーブオイルとして出荷している。「マイ
ルド系のオリーブオイルなので、調味料にも使いやすい。
刺身や豆腐などの和食にも合う」と濱田さん。
収穫したばかりのオリーブは、町内で新漬にも加工。
この時期だけに食べられる季節限定品とあって人気
が高い。町観光協会の「にの屋」(町民センター内)
と二宮駅南口の「田邊」で取り扱い。
オイルや新漬、お茶、ようかんなどの湘南オリーブ
商品の展示販売会が11月2日(土)と3日(日)、
そごう横浜店内にある物産・観光プラザ「かながわ屋」
で開催される。試飲と試食もできる。
問い合わせは二宮ブランド推進協議会(二宮町商工会)
【電話】0463・71・1082。
明治の四ツ角周辺の商家
五十嵐商店で講演会 参加者募集
タウンニュース
国の登録有形文化財・五十嵐商店(本町2丁目2687)の
蔵で11月16日(土)、NPO法人秦野にぎわい創造まち
づくりが主催する講演会が行われる。時間は午前10時半
から11時半。
秦野市生涯学習課文化財・市史担当の職員を招き、「明治
時代の秦野―四ツ角周辺の商家」をテーマに講演を実施。
明治43年に刊行された『秦野名鑑』などの資料をもとに、
当時の秦野を紐解く。入場無料。当日受付(先着50人)。
問い合わせは同課【電話】0463・87・9581へ。
東海大 ソーラーカー チーム
世界最大級大会で2位
不利条件覆し強豪破る
タウンニュース
豪州を走破する東海大ソーラーカー
(写真/東海大学提供)
東海大学ソーラーカーチームが10月13日から20日まで
オーストラリアで行われた世界最大級のソーラーカー
大会「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・
チャレンジ」で準優勝を飾った。6年ぶり2度目の
準優勝で、国内チームでは第1位の成績となる。
同大の車両は家庭用としても使われているシリコン系
太陽電池を搭載しており、上位勢が宇宙用技術を応用
した多接合化合物太陽電池を使う中、不利と言われる
状況を覆しての快挙。10月31日に同大代々木キャンパス
で行われたプレス報告会の中で、佐川耕平総監督は
「大会挑戦の目的の一つである『太陽光エネルギー
の普及を高める』ためには誰でも購入できるシリコン
系で挑戦することに意義がある」と語った。その上で
「空力性能と転がり性能、大幅な軽量化や安全性を
追求することで、多接合化合物太陽電池陣営と互角
以上の戦いを繰り広げることができた」と大会を振
り返った。
東海大 チームワークでゴールへ
東海大チームは滑走順を決める公式予選を経て、10月
13日にダーウィンを6番手でスタート。ファースト
ドライバーは6大会連続となるベテランの佐川総監督
が務めた。途中、倒木を避けて路肩を走行した影響で
バッテリートラブルに見舞われるアクシデントもあっ
たが、メンバーが冷静に対処。その後も情報伝達や
マシン誘導のもたつきに対しミーティングで改善策
を話し合うなど、常に見直しを図っていったという。
また、コックピット内は空気が入り込まない構造と
なっているため暑さとの戦いになったが、4人のドラ
イバーが順に走行しレースを繫げていった。
4日目には強い横風にあおられる中、慎重に速度を
調整して走行。他チームが横風によってコースアウト
をしていくなか、同チームは3番手に浮上した。5日目、
先行車のバッテリートラブルによるリタイアを受けて
2番手に。ライバルチームをゴール直前で襲ったトラ
ブルに動揺する場面もあったが、そのまま最後まで気
を抜くことなく総走行距離3022Kmを走破し、10月
17日、昼12時4分にアデレードでゴールを迎えた。その
後、大会主催者から合計タイム等の公式結果が発表され、
準優勝が確定した。
チームリーダーを務めた武藤創さん(同大工学部動力
機械工学科4年)は「雰囲気が良く高いチーム力で
マシン開発からレースまで乗り切り、好成績につな
がった」と喜びを語った。
ゴールに沸く東海大チーム(写真/東海大学提供)
平塚で干支だるま作りがピーク
11/13(水) tvkニュース
新年まであと1カ月半ほど。平塚市にある老舗のだるま
店では来年の干支をデザインした干支だるま作りがピー
クを迎えています。
来年の干支は子。 干支だるまはソフトボールほどの大
きさで飛び出た耳と大きな目、それにピンクのほっぺが
かわいい子のだるまです。 作っているのは150年以上の
歴史を持つ平塚市東八幡にある荒井だるま屋です。 店で
は2004年の申年から干支をモチーフにしただるまを作っ
ていて、年々縁起物として人気が高まっているという
ことです。 年末年始に向けていまが一番のかき入れ時と
あって職人たちは真剣なまなざしでだるま作りをしてい
ました。
この干支だるまは店頭やインターネット販売のほか、
20日に横浜や横須賀で行われる酉の市などで販売さ
れます。