50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

マナーと躾(しつけ)

2007-02-27 20:57:54 | 時事ネタ
先々週から北は北海道から南は京都まで走り回っていたのですが
ようやく今日で一区切りです。(さっき札幌から帰ってきました)

精神的にも肉体的にもかなり疲れました。
明日からはしばらく自分の机で仕事です。

さてそういうわけ走り回っていて表記のことで気になった事例が
ありましたので少しご紹介します。

その1
先週末の大会の際に会社の契約している保養所で宿泊したのですが
そこの共同浴場での話。私が入ったときはおじさんが一人いらっしゃるだけ
だったのですが、にわかに脱衣場が騒がしく・・・
そうですおとうさんが小学生くらいの子供を3人連れて入浴してきた
のです。
自分に子供がいないせいもあるのですが公共の場ではしゃぎまわって
いる子供の嬌声を聞いていると頭が痛くなってしまうので
これは早々に引き上げようと急いで体を洗っていると予想通り
湯船で子供が大騒ぎし始めます。30半ばと思しきお父さんは一向に
注意するそぶりもありませんが、「今日はお父さんは怒りたくないんだぞ
わかっているな・・」を繰り返し大声で叫んでいます。
子供たちは耳を貸す様子もなく周囲に他人がいるのも気にする様子もなく
暴れ放題。お父さんの「今日はお父さん怒りたく・・」の声だけが
だんだん大きくなって子供の嬌声と怒鳴り声で耐え難い状況に浴場は
なっていったのでした・・・

その2
昨日羽田から千歳空港に移動するJRでの出来事です。
席がちょうど埋まるくらいの混み具合で、優先座席に50歳代と
おぼしきおじさんが座りました。周囲に年配の方がいるわけでもなく
そういう意味ではそこまでは問題はないのですが
なんとそのおじさん優先座席で悠々携帯で電話をかけ始めるでは
ありませんか?
自分もそうですが中年が携帯で話すと声が自然に大きくなるんですよね・・
というわけでおじさんの声は車両中に響きます。
(電車の騒音の中で話しているからそりゃ大声にもなりますよね)
会話の内容が聞きたくもないのに当然私の耳にも入ってくるのですが
どうやら本社から北海道支社へのご出張のようで札幌駅に
誰が迎えに来るかを話しているようで「支社長が迎えにくるとかこないとか」
を話しております。そこそこえらい立場の方なんですね、きっと・・
優先座席のマークを背になんら恥じることなく正々堂々と携帯を使う
姿の天晴れ振りに私思わず携帯で写真とろうかと思ってしまいました・・

その3
今日の羽田からのモノレールで最初から最後までなんら臆することなく
満員の状態で携帯をかけ続けていた茶髪の兄ちゃん・・
あんたはいったいマナーとかエチケットという日本語を知らんのか??

たまたまこの3つの事例を立て続けに見て思ったのは
人間もペットと同じようにしつけないとだめなんなあということ。
イヌをしつける際に重要なのは主人が絶対的に偉く服従の姿勢を
植えつけることといいます。
(なめられてしまうということきかないんですよね・・)
つまり人間の躾もおそらくは絶対的ななにかが存在する状況を植えつけて
からでないとできないのではと思います。
私たちの子供のころは「地震、かみなり、火事、オヤジ」じゃありませんが
絶対的に怖いものの存在を信じ込まされておりそれがしつけにつながって
いったような気がします。(オヤジはやはり怖かったです)
今の子供にはそれがないので躾なんかできっこないですよね・・

人間がイヌと違うのは躾のベースになる「おそれ」の部分を理性と勇気
で乗り越えてゆくことによって躾を「マナー」に変えられる部分
だと思うのですが、躾がない状態ではマナーも身につけることは無理なんでは
ないでしょうか。(私の定義では躾は理屈抜きで身につける社会的規範
マナーはなぜそれが必要かを理屈で理解して身につける所作と考えています。)

つまり今の日本人はペット以下の存在が増えているという
非常に恐ろしい状況になりつつあるんですね・・

ちなみに自分も含めて中年世代はマナーがなっていない部分があるので
これも×ですよね。



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