50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

がんばれホリエモン

2005-03-13 19:46:38 | 時事ネタ
フジ・ニッポン放送陣営と堀江社長の主張がなぜにあれだけ食い違うのか?
個人的な経験で言うとベンチャー企業と伝統的な日本企業の企業風土の違いが
双方の食い違いを生み出しているように思われる。
日本の大企業は基本的に会社は続くものと思っているようで、
続くということは本質的な企業の存在意義やビジネスモデルは未来永劫変わらないものという
考え方が意識しているかどうかは別にしてマインドの中に刷り込まれているようである。
したがって堀江社長の発言内容はその本質的な部分についての変革の必要性を
ついている部分が多いので頭で理解する前に感情的に自分の存在を否定されている
印象を持ってしまい拒否反応がでてしまうようである。
(ニッポン放送、フジテレビの両社長の発言が感情論から出ているように見えるのは私だけ??)
一方堀江社長のようなIT業界の創業者は自分自身のビジネスがいかに弱い基盤の上で
行っているかこれも理屈でなく感覚的にわかっているので、「同じことを繰り返したり
人と同じ事をやっているようでは先がない」という状況が骨身にしみている。
変えてゆかなくては先がない堀江社長と変えたくないニッポン放送とフジテレビという
対立の図式になっていると私は理解しています。
私自身は現在は創業120年余のメーカーにいますが、ここも本質的には「変えない」
風土です。その前にいた会社が実はベンチャーなのですが(やめるころにはベンチャー
ではなくなりつつありましたが・・)ここは「今までこのやり方でうまくいったなら
これからさきはそのやり方でうまくいくはずがない!!」(環境はつねに変化しているのだから
同じやり方が通用するはずがないという意味です)という発想で仕事をしていました。
このあたりの認識というか価値観の違いの溝が埋まっていないのが今回の本質的な
対立の要因だと私はみています。
私見を述べさせていただくと堀江社長の考えがこれからの世の中では正しいように
思っています。でもこれは現時点ではかなりのマイノリティなのかなと
思っているのですが・・・