よねの備忘録

お勉強問題が中心。
政治を語るときは、ネトウヨです。

総回診。

2008-09-30 20:05:31 | 医療の話
大学病院では、週に1回、教授による総回診が行われます。

【古典的なスタイル】

病棟内に、看護師長の放送が鳴りわたります。
「ただいまより、○○教授の総回診がございます。
 患者さまは病室にてお待ちください。」

教授を先頭に、助教授(今は準教授)以下のDrが
大名行列よろしく、病棟内を練り歩き、各病室では、
主治医と患者が直立不動でお待ちする。
__________________________

このような「白い巨頭」バージョンは少なくなりましたが、
まだまだ古い部分が残っているところは多いですね。

総回診の前に、「カンファレンス」が行われます。
主治医の若い先生が、教授にたいし、受け持ち患者の
所見、検査データー、レントゲン写真等を提示します。
微に入り、細にいり、厳しいご指摘、ご指導をうけます。

だいたい土日を潰して準備する先生が多いようですね。

確かに、教授の経験・知識に触れる機会は貴重で、
医師としての生き様、哲学までを学ぶ場です。

ただし、よねには疑問が多いシステムです。
3時間ぐらいかけてやるのです。
一人の若い先生が、ご指導を受けている際、
ベテランの先生はやることがありません。
中には寝てしまう先生もいます。
若い先生には、他の先生の発表が勉強になるように
思われるかにみえますが、さに非ず。
自分の発表のことで頭がいっぱいで、
心ここに非ず、といったところです。
_________________________

さて、よねは自分の総回診の経験を書いていません。
上記の光景は、学生時代に目撃した某内科のものです。

医者になってからは、他の科のカンファレンスを
聞いているほど余裕はありません。

さて、よねは北大の【よねの科】に所属しています。

【よねの科の総回診】

カンファレンス-25分。
   若い先生が症例の要点のみを報告する。
   教授も「意地悪な細かい」質問はしない。

その後に総回診なのですが・・・・・

総回診-教授と婦長の2名のみ

シンプルすぎます。

          

コメント (2)
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