夏は暑いのを子どもの頃に騒ぐと、祖母がご飯食べんでいい。あの頃、田植えも落ち着く中を田草取りと汗でぐっしょりの毎日。秋の実りまで何もしないでは、満足な出来なく。入道雲が湧き、照り付ける陽射し麦藁帽子と手拭い姿。
道端に置いた薬缶、沸騰する熱さに田まで運ぶ役目である。草いきれに咽せる路は、長い物が横たわり蝉は煩く蛙は跳ねる。暑さの中とてもではないが、祖母の居る場所まで修行のように思えた。畔に、蝮の気配?竹串常備して作業。
祖母は、孫の出で立ちに帽子被らんとと小言。店に売ってのは頭に合わず、被っても風で飛ぶ。翌朝、麦刈りの残りを丁寧に編んだ帽子が置いてある。切れ端を結んだ紐も付いており、祖母が手先の器用さから孫に作るをうれしく。
兄や妹は母親似て頭がでかく胴長短足、父親似の自分だけが八頭身・宇宙人扱い引け目感じ反抗する悔しさ。何が厭か?帽子とズボン丈が合わないサイズには、抵抗と劣等感著しく生じ。学校でも、虐められて心は晴れない惨憺。
今朝は、Am5時過ぎに起床し自然温水器設置と洗濯三昧。網戸全開に風がそよぐ中を体調維持、珈琲豆を挽いて淹れブログの閲覧しつつ寛ぐ。何と穏やかで心地佳い空間だろうか、感謝に尽きるとも。