万葉擬歌1410人はみな
【歌】人はみなこの世のみにてあるらむか 去りにし人に逢へずと思へば 悠山人 万葉擬歌一四一〇
【訓】ひとはみな このよのみにて あるらむか さりにしひとに あへずとおもへば
【釈】人の世は現世だけなのか。亡くなった人にはもう逢えないのだから。
【注】愛する女性を失った悲しみを歌う男性、という挽歌(原歌では男歌五連作)。
万葉短歌1410 世間は1279
世間はまこと二代はゆかずあらし 過ぎにし妹に逢はなく思へば 作者未詳 万葉短歌一四一〇
よのなかはまことふたよはゆかずあらし すぎにしいもにあはなくおもへば
[別ブログ「万葉短歌-悠山人編」2014年06月29日条参照。http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20140629]