悠山人の新古今

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短歌写真248 思ひては

2006-11-08 04:49:00 | 短歌写真
2006-1108-yts248
思ひては焦がるる人の尽きねども
墓の葛と成りし定家こそ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○定家葛(ていかかずら)。定家が思い焦がれていた式子
。ついには彼女の墓を抱いて、そのまま葛になった、との伝承を詠う。ところが相思ではなく、彼女は法然に思いを寄せていたことが、最近の研究で分かった、とか。(両者、既出)
□おもひては こがるるひとの つきねども
  はかのかづらと なりしていかこそ
【写真】先月末に、植物園で。花は借用。
【memo】to the readers: 前回の答え。「後(のち)の月」は、「十三夜(の月)」と「(その月から)後(うしろ)への振り向き」。「見返る」が東の月と西の夕焼けを繋ぐ。「はげしく燃ゆ」は、「強烈な茜色の夕空」と「激しい心のさま」。「うつす」は、「赤く映える空」と「(その赤さが)反映する心」。


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