百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

鏡開き

2012-01-11 16:51:27 | 自分史

   1月11日(水) 平成17年1月1日より 2,576日目
         歩いた歩数        その距離
本日       10、231
歩        7、162m
総計 35,888
,878歩 25,122,215m
イタリヤ・オーストリヤ・ドイツミュンヘンを経てベルリンに向かう。後 123,655m

 今日は妻と妻の姉の家に年始に訪れた。正月なので【お神酒を】と勧められたが、車の運転を妻に任せられないので遠慮すると、昼近く「黄粉餅」が出された。それで【鏡開き】を思い出した。

 我が家では1月11日は【鏡開き】の日として正月に神棚や玄関に供えた鏡餅を下げて【御汁粉】で食べるのが永い間の習慣だったが、子供や孫も成長し、お汁粉も食べたいときに食べられるようになって来たので、忘れがちになって来た

 私たち一家が神田の神保町の前田ビルに越した翌年の正月11日、初めて【お汁粉】を腹いっぱい食べた。浅草でのお正月には頂いたが、それは儀式そのものだったが、ここ前田ビルの一階は日中は整骨院で夜は柔道の道場で賑わっていたので、多くの青少年が出入りしていた。正月11日は稽古が終わった後、お汁粉の大盤振る舞いが行われた。私もそのお相伴に与ったという訳だ。その美味かったこと!

 しかしそのお汁粉の大盤振る舞いは永くは続かなかった。戦争が次第に激しくなって、多くの青壮年が兵隊になって出征して行き、道場は次第に勢いを失って、前田ビルは錦水館と名前も変えられた。

 甘いものは段々と手に入らなくなってお汁粉を腹いっぱい食べることなどは出来ない時代が永く続いた。私が世帯を持ち、子供がうまれ、生活もやっと安定した頃になって、子供の頃に食べたお汁粉の美味かったことを思い出して、我が家でも復活した。

 それが、何時でもいくらでも食べられる時代になって、お汁粉の有難味も薄れてきた。今になって、妻に1月11日は鏡開きの日、お汁粉の日だ。日本の美風だ。必ずこの風習は守って呉れという程の権威も威厳も失くなってしまった。残念!


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