10月3日に夫の大学卒業50年記念同窓会が長崎で開催され、私も同席することになりました。夫は今まで一度も同窓会には出席したことがありませんでしたが、今回は最初で最後になるだろうと、北海道から出かけることになったのです。
大学で一同が集まった後、諏訪神社まで歩いて行き、亡くなられた同期の方27名のお祓いをしていただき、おくんちが始まる前の「庭見せ」を見学することになりました。
途中、おくんちに参加する稚児さんに出会いました。親も大変です。
「庭見せ」というのは、踊り町が衣装や道具を展示して、奉納の準備が整ったことを披露する行事で、道路から見ることができる場所や庭の中へ導いて展示を見せたりします。伊勢海老やアワビ、サザエなどの海のものや柿、栗、お菓子、松茸など美味しそうなものが並んでいました。
今年の踊り町である魚の町の江崎鼈甲店の前では、訪れた人々にお茶を振舞っていました。
さすがにここでは、鼈甲の置物もあり、手入れが行き届いた庭の中から展示物を見れるようになっていました。
これが魚の町の「川船」で、長崎くんちの目玉の一つとなっています。子供の網打ち船頭と飾り船頭が船に乗って、地面に撒かれた魚を網打ち船頭が獲り、囃子や掛け声が賑やかだそうですが、私はまだ見たことがありません。