総選挙の序盤情勢は、自公が300議席を窺う勢いで、注目された小池新党は失速ぎみと報道されている。
小池さんは冷たい「選別」発言で人間性を疑われ、ご自身が候補にならなかったことも影響したらしい。
だが、それ以上に大きい要素は、当初、”政権選択” 選挙などと小池さんが大見得を切った点にもありはしないか。
民主党政権の手痛い失敗から、国民は、安定政権を運営できるのはやはり自公政権だと学んだので、野党が政権交代を叫んでも、現時点ではまったく説得力を持たない。
下野してからの民主党・民進党の幹部も、ことある毎に「政権交代」を目指すと力説してきた。だが、失敗した当事者が言えば言うほど国民を白けさせる事に、なぜ気がつかないのだろう。
小池さんも枝野さんも、”政権選択”とか”政権交代”などという「虚構」は捨てて、政権に影響力を与えられる、「強い野党」を作るということに全力を上げるべきだ。まずは戦う「強い野党」を作って地道に策政を練り上げ、政権運営の技術をコツコツと習得しつつ、何十年か先に政権を狙う長期戦略こそが必要だと思う。
政権を運営するには、官僚との付き合い方を始め、巨大な行政機構やマスコミを動かすスキル(ノーハウ)が必要だ。民主党政権は、代表に就任した頃の小沢さんが心配したように、政権運営の経験がないまま政権を奪取して自滅した。失敗に謙虚に学ぶ姿勢が見られないのが気がかりだ。
小池さんは冷たい「選別」発言で人間性を疑われ、ご自身が候補にならなかったことも影響したらしい。
だが、それ以上に大きい要素は、当初、”政権選択” 選挙などと小池さんが大見得を切った点にもありはしないか。
民主党政権の手痛い失敗から、国民は、安定政権を運営できるのはやはり自公政権だと学んだので、野党が政権交代を叫んでも、現時点ではまったく説得力を持たない。
下野してからの民主党・民進党の幹部も、ことある毎に「政権交代」を目指すと力説してきた。だが、失敗した当事者が言えば言うほど国民を白けさせる事に、なぜ気がつかないのだろう。
小池さんも枝野さんも、”政権選択”とか”政権交代”などという「虚構」は捨てて、政権に影響力を与えられる、「強い野党」を作るということに全力を上げるべきだ。まずは戦う「強い野党」を作って地道に策政を練り上げ、政権運営の技術をコツコツと習得しつつ、何十年か先に政権を狙う長期戦略こそが必要だと思う。
政権を運営するには、官僚との付き合い方を始め、巨大な行政機構やマスコミを動かすスキル(ノーハウ)が必要だ。民主党政権は、代表に就任した頃の小沢さんが心配したように、政権運営の経験がないまま政権を奪取して自滅した。失敗に謙虚に学ぶ姿勢が見られないのが気がかりだ。