尖閣問題で、映像を流出させた保安官を逮捕しなかったのは、当然といえば当然の帰結である。
狼藉のかぎりをはたらいた中国人船長を、中国の威圧に慌てて?何のお咎めもなく釈放しておきながら、一方で国民の知る権利に応えた(職務に忠実な!)公務員を逮捕するというなどという不公平なことをやれば、国民の怒りで菅政権は吹っ飛んでしまう。
逮捕・起訴しても公判の維持すら疑問視されおり、下手に逮捕すれば検察は再び大恥をかきかねない。
民主党が政権を取るにあたって、外交への不安要因を指摘する意見が多かったが、鳩山元首相といい、菅内閣といい、外交では歴史に残る?失点を重ねているかに見える。国内政治と並んで、外交と防衛は国の存立の基本であるが、この点で悪い方の予想が的中してしまったのは残念でならない。
政治は、国内問題と外交が車の両輪のごとくどちらも大事であるが、普天間の失敗と中国の現実の脅威を身をもって体験して、やっと民主党は外交の現実感覚を学んだといえる。世界政治は、厳しい力関係と利害関係の中で危ういパワーバランスを保っているのが現実だ。菅内閣は、ここへきてアメリカ重視に舵を切りつつあるが、これは当然のことだ。
アメリカとの同盟関係は重視しながらも、ブッシュのイラク侵攻などの間違った世界戦略に対しては、きっちりとノーを言うのが日本の国益を守る外交のあり方だ。自民党時代の、忠犬のようなアメリカ追随はおかしいが、鳩山政権が日米関係を危うくしたのは、日本の国益に合致していなかった。
外交では、先制パンチを喰らわせることも大事であり、尖閣映像を政治判断でさっさと世界に向けて公開しておけば、世界の世論は圧倒的に日本に傾き、中国は沈黙せざるを得なかっただろうし、職務に忠実な公務員に犯罪もどきの行為をさせることにもならなかったはずだ。
はじめて政権についた民主党が政権を本当に軌道に乗せるには、常識的に考えて3年程度はかかるだろうが、国民はそれまで辛抱強く待ってはくれない。だから、菅総理の消費税発言や外交問題などの、初歩的な失敗は余りにも痛い。外交問題で学んだことは、次に生かせるとは思うが、それにしても「ことさら穏便に」という判断で映像を公開しなかった判断は、私にはどうしてもわからない。
自民党政権時代も、中国への弱腰は同じようなものだった。だいぶ前のことだが、右翼団体が、尖閣に旗を立てに行ったときの政府の対応は、現在のそれとちっとも変わらない。ガス田の開発にしても、中国に対抗して掘削の準備を始めた民間を押しとどめたのは自民党政権だった。外交戦略が弱いのは日本の伝統のようなものだが、今回の「穏便に」という判断には、もしかしたら外務官僚の影響も?
狼藉のかぎりをはたらいた中国人船長を、中国の威圧に慌てて?何のお咎めもなく釈放しておきながら、一方で国民の知る権利に応えた(職務に忠実な!)公務員を逮捕するというなどという不公平なことをやれば、国民の怒りで菅政権は吹っ飛んでしまう。
逮捕・起訴しても公判の維持すら疑問視されおり、下手に逮捕すれば検察は再び大恥をかきかねない。
民主党が政権を取るにあたって、外交への不安要因を指摘する意見が多かったが、鳩山元首相といい、菅内閣といい、外交では歴史に残る?失点を重ねているかに見える。国内政治と並んで、外交と防衛は国の存立の基本であるが、この点で悪い方の予想が的中してしまったのは残念でならない。
政治は、国内問題と外交が車の両輪のごとくどちらも大事であるが、普天間の失敗と中国の現実の脅威を身をもって体験して、やっと民主党は外交の現実感覚を学んだといえる。世界政治は、厳しい力関係と利害関係の中で危ういパワーバランスを保っているのが現実だ。菅内閣は、ここへきてアメリカ重視に舵を切りつつあるが、これは当然のことだ。
アメリカとの同盟関係は重視しながらも、ブッシュのイラク侵攻などの間違った世界戦略に対しては、きっちりとノーを言うのが日本の国益を守る外交のあり方だ。自民党時代の、忠犬のようなアメリカ追随はおかしいが、鳩山政権が日米関係を危うくしたのは、日本の国益に合致していなかった。
外交では、先制パンチを喰らわせることも大事であり、尖閣映像を政治判断でさっさと世界に向けて公開しておけば、世界の世論は圧倒的に日本に傾き、中国は沈黙せざるを得なかっただろうし、職務に忠実な公務員に犯罪もどきの行為をさせることにもならなかったはずだ。
はじめて政権についた民主党が政権を本当に軌道に乗せるには、常識的に考えて3年程度はかかるだろうが、国民はそれまで辛抱強く待ってはくれない。だから、菅総理の消費税発言や外交問題などの、初歩的な失敗は余りにも痛い。外交問題で学んだことは、次に生かせるとは思うが、それにしても「ことさら穏便に」という判断で映像を公開しなかった判断は、私にはどうしてもわからない。
自民党政権時代も、中国への弱腰は同じようなものだった。だいぶ前のことだが、右翼団体が、尖閣に旗を立てに行ったときの政府の対応は、現在のそれとちっとも変わらない。ガス田の開発にしても、中国に対抗して掘削の準備を始めた民間を押しとどめたのは自民党政権だった。外交戦略が弱いのは日本の伝統のようなものだが、今回の「穏便に」という判断には、もしかしたら外務官僚の影響も?