アカデミー賞2011の発表があった。今年はアメリカ対イギリスの戦いと言われていた。アメリカ作品はソーシャルネットワークにインセプションでイギリス作品はキングス・スピーチだ。
結果は僕の予想通り?作品賞にはキングス・スピーチが入った。エリザベス女王が認めた名作だ。僕もこの前見たばかりだけれど最近では一番感動した映画だった。
インセプションもソーシャル・ネットワークも見たけれど、インセプションはアイデア先行の映画で興味深いものがあったけれど、作品の気品に劣るように思う。ソーシャル・ネットワークはこれからの時代というかまさに今の時代を反映する映画だが、単なる記録映画にすぎないように思えた。
その点、キングス・スピーチには歴史の重さとキングの重圧・キングの自己責任が一こま一こまに映しだされて、見ごたえ十分だった。
主演男優賞もコリン・ファースが受賞した。女優賞はブラック・スワンのナタリー・ポートマンだ。ブラックスワンは予告編を見たが、あまり見たくない映画だ。真綿でじわじわと締め付けるような映画はあまり好まない。
作曲賞にソーシャル・ネットワークが受賞した。たしかにあの音楽は斬新な響きがあった。静かに沈み込むような曲調が荘厳さと何かの誕生を想像させる雰囲気を持っている。
皆さんもキングス・スピーチをぜひ見てください。
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