今日はバンドの練習日だった。前にも言ったけれど、今年は諸般の事情でベースをしている。もともと学生時代はベースだったので何の抵抗もないのだが、今は心構えが違っている。
学生時代はバンド4割、麻雀4割、学業2割の感覚で4年間を過ごしたので、それほどにベースを頑張って練習した記憶もないし、レコードのベースをコピーしてそのまま工夫もなく弾いていただけだった。ベースを弾きながら、麻雀のことを考えてるような感じだった。
ところが、今は少し気持ちが違う。学生時代も今も片手間でやっているのは間違いないが、音楽がやたら愛おしく感じ、昔の仲間とワイワイやっているのがこの上なく楽しい。
で、ベースももっとうまくなりたいという欲がでてきた。で、この前、学生時代も買ったこともないベース教則本なるものを購入した。もとより楽譜は読めないから、付録でついていたDVDのプロのベースを聞きながら練習している。
それを聞けば聞くほど、プロの凄さを思い知らされる。オクターブの8つの音(半音を入れれば倍ほどにはなるが)を順列組み合わせして、ブルース、ジャズ、ボサノバなどのリズムにのせながら音を創っていく。
真似をしたいが指が動かない。それでも少しでもプロのエッセンスをいれようと音を創っていく。自分なりのオリジナルの音が出来ると無茶苦茶うれしくなる。
全く他人には理解し難い自分だけの密かな喜びだ。