今日は体育の日ということで、ニュースでは年齢別の体力傾向というものが出ていた。この時期に毎年文科省から情報が出されるのをニュースで流しているのだろう。
想像どおりだが、最近は子供たちの体力も一時と比べて少し良くなってきているようでホッとするが、それでもそもそも戸外で遊ぶという環境にない今の子供に昔の子供のような体力を期待するのは無理だろう。
もっと社会環境のあり方自体を根本的に考えてほしいと思うのだが・・・
ところで、問題の僕たち高齢者はどうかというと、これも想像どおり「向上傾向」にあるという。
この「向上傾向」というのは、当たり前だけれど去年の70歳より今年の70歳の方が体力があるということであって、今年の70歳が去年の69歳よりも体力が向上しているわけでない。
当然、徐々に低下しているわけであって、どうも「向上」という言葉の使い方がおかしいのではと・・・
そういう表現よりも、むしろ今の70歳は30年前の65歳の体力にほぼ匹敵するとかの評価表現にしてもらいたいと思う。
今は社会全体が60歳定年制度から65歳になって、さらに70歳までと検討されている。
もちろん、年金資金の問題や生産年齢人口の絶対減が大きな背景にあるが・・・
脳の働きはともかく、体力的にどうなのかという尺度であれば、「向上」と言う言葉よりは適切だし、本人の僕たちも納得できる表現になると思うのだが・・・