カワイイ原宿を訪問したその日は、諸事情により新宿から電車で一時間弱離れた府中に宿泊した。
翌日は昼過ぎには出発しないといけない。
午前中、府中から最寄りでどこかサラッと観光出来るスポットがないか。
カワイイ先生、いや、グーグル先生教えて教えて!
首都圏方面は戻るのが面倒くさいからNG。
室内系施設はインフルエンザをもらう可能性ありNG。
思春期真っ只中な中1のそらネェ
田舎少年真っ只中小3のコキータ
そんな二人がそれなりに仲良く楽しめる場所でなければNG。
てか、出来ればボクも楽しみたい。
そんなリクエストにグーグル先生が答えてくれたのが…
江戸東京たてもの園
ボクは今回調べるまで聞いたコトもなかった完全ノーマークスポットだった。
千と千尋の神隠しのモデルになったような風景がある…らしい。
そんな情報をエサに子ども達を納得させた。

とは言え、実際に中に入るまでは若干不安になる外観である。
子ども二人のテンションも明らかに下がっている。
ヤバい…!?
入り口となる建物を通り中に入ると、広大な敷地内に建物が建ち並んでいた。

一軒ずつ、玄関から靴を脱いで中に入れる。

おじゃましまーす!

江戸前期から昭和中期までの「家」、一軒一軒、実に個性的で魅力的である。

その時代ごと、家ごとの生活の様子が感じられて面白い。

写真が貴重だった時代の写真館

自然光の下でボランティアの方に写真を撮ってもらえる。

ステキだ。

ちょうど昔の生活について社会で勉強してるコキータくんにとってはまさにタイムリー。

家をこれから建てるって人にもお勧めだ。

家を建てたくなってくるので、一般的な住宅展示場ばかりではなく、ここに来てみるのも良いだろう。

昔の家って便利ではないけれど、実に個性的で魅力的なのである。

暖かい家のありがたみも分かる。

水のありがたみも。

「便利」や「快適」のために失ったものがあるのかも…そんなコトも考えさせられる。

決して豊かではなかった時代だったはずなのに、何だろう。

色々な風景に余裕や豊かさを感じさせられる。

これが千と千尋の神隠しのあのシーンのモデルになったとされる薬屋さんの壁収納。

蜘蛛みたいなオジサンが出てきそうである。
鰹節屋

鰹節はこういう風に売られていたらしい。
これは今で言う居酒屋のカウンター。

生ビールなんてなかっただろうけど、きっと美味しいお酒を飲んでいたんだろう。
立派な銭湯も。

ボクが学生の頃はまだあちこちにあったけど、気がつくとほとんどが廃業してる。

温泉にはよく連れて行くけど、こういう銭湯には行ったコトがなく興味津々な子ども達だった。

久々に銭湯に行きたくなる。
最後は空き地の隅に置かれたコレ。

のび太くーん!の世界である。
江戸東京たてもの園
ここが素晴らしいのは、建物や小物全てが、かつて人々が生活し、使われた本物だってコトである。
一部復元した小物なんかもあるけれど、いわゆるテーマパーク的な施設とは違うリアリティがとにかく興味深い。
派手さこそないけれど、ホント面白かった。
子どもたちも終始楽しそうだったので一安心。
様々な時代の生活感に、多世代がそれぞれ感じ、想い、楽しめるコト間違いない。

何よりも数時間がっつり楽しめて大人の観覧料400円、小学生は無料って!!!
どうですか?
行きたくなりませんか?
以上、東京の超穴場スポットの紹介でしたー!