民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

児童養護施設職員は「先生」ではない?

2021年04月12日 | 児童養護施設の仕事
前回の内容と少しかぶるのだけど、児童養護施設職員って「先生」とは違う。

今でもごく自然に「○○先生」と呼びあっている施設も少なくない。

けれど、うちの職場は、少なくともボクが就職した20年前にはそうじゃなくなっていた。

○○さん、○○ちゃん、その他周りが不快に思わない愛称で呼ばれている。

ちなみにボクは○ぺーちゃんだ(笑)

教育学部で学んできたボクは、当初、気がつくと「先生」になっていた。

行動、口調、思考…その全てが。

色々が上手くいかなかった。

あれ?先生じゃない道を選んだはずなのに何やってるんだろ。

児童養護施設は家庭的役割である。

学校ではない。

子ども達にとっての「家」なのである。

一日学校で頑張ってきて帰宅したら、また「先生」がいるって疲れちゃうよなーと思った。

「学校」感や「先生」感を出さないようにしよう。

子どもが間違って「先生」って呼んだら「先生じゃないよー」って返すコトに。

まぁ深く考えず「先生」呼びって便利で楽なんだけど(笑)

施設職員って親代わりですよねー

お父さんみたいですよねー

そんな風に外部の方に言われるコトが多い。

そうなんだけど、そうでもないというか…。

確かに子ども達にとってそんな存在になろうと思った頃もある。

でもそれも違うと気付いた。

親との関係性は一人ひとり違う。

施設職員がどんな存在かは子ども達が自由に思うことで、こちらが意識する必要はない。

結果的に、お父さんみたいな存在って思ってくれたら、それはそれで嬉しいし、頑張ろうって思うけど。

子どもと施設職員の関係性も一人ひとり違う。

ボクは「先生」感を出さない職員だ。

子どもにとって頼れる施設職員○ぺーちゃんになろう。

そんな風に思えてからは肩に力が入らなくなり、ユルく、でも臨機応変に、自分なりのプロ意識を持って子ども達と向き合えるようになった。

あと数ヶ月で45歳になる。

今更変えれないので、この先もボクは「○ぺーちゃん」と呼ばれるんだろう。

きっと60歳になっても(笑)

そんなユルい施設職員人生、悪くない。こうなったら最強の施設職員○ぺーちゃんを目指そうと思う。親しき仲にも礼儀あり、そんなメリハリも大切にしながらね。あ、全ての児童養護施設や職員がこんな風ではないので…悪しからず(^-^;)


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2 コメント

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Unknown (すまぴー)
2021-04-12 10:45:49
いつも、子どもたちに優しさ溢れる関わりに、自分と子の関わりをどうするほうがいいのか学んでいます。
確かに、家に帰ってもまた先生がいたら
子どもも気が休まりませんよね。
前回のブログの本読みの宿題にもほっこりしました。
何にほっこり安心したかというと
やっぱり全てを『それでもいいよ』と優しく受け止めて関わりを楽しんでいる○ぺーさんの(ごめんなさい。お名前がわからず💧)
姿を想像するとほっこりしたんです。
いつも応援しています。
またブログ楽しみにしています。
Unknown (みんみん)
2021-04-12 11:03:47
暖かなコメントありがとうございます。とても嬉しいです。そうはいっても施設は様々な職員で子どもをみているので個人プレーはいけません。そこで時間かけて全体のそんな雰囲気作りを大切にしています。一昔前は指導的関わりが良しとされてきましたが、今的関わりが大切ですね。こちらの価値観を押し付けないこと、子育てである以上しつけも必要、難しいですよね。でも、だから面白いです。

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