民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

児童養護施設職員と縄跳び

2020年02月11日 | 児童養護施設の仕事
色々あって、今まで以上に、仕事についてこの場で紹介出来なくなった。

何か起きた訳じゃなく、何か起きないように。

子ども達のプライバシーには配慮してきたつもりだけど。

まぁリスク管理の面では仕方ないコト。

でも、「知らない」ってコトは不安に繋がり、差別に繋がる。

だからこそ、このブログで時々、児童養護施設の生活の一コマを書いてきた。

児童養護施設や、そこで暮らす子どもたち、そこで働く職員について少し知ってもらうきっかけになれば、と。

「無知」や「無関心」は、児童養護施設を巣立った子ども達の生きにくさの一因に、時としてなってしまうし。

まぁ仕方ない。

可能な表現方法を考えよう。

さて、縄跳びに夢中な年少児Aくんがいる。

最近、初めて縄跳びに出会い、昨日3回しか跳べなかったAくん。

縄が長かったから調節してあげた。

そしたら、今日は9回跳べたんだって嬉しそうに話してくれた。

そんなAくんが質問してきた。

ココ(手で持つトコ)の名前はなんて言うの?

ん?

考えたコトないぞ。

少し悩んだ。

スマホでググろうした時、Aくんが言った。

わかった!

トビだ!

トビ?

このヒモのトコが「なわ」でしょ、だからココは「とび」、合わせたら「なわとび」じゃん!

なるほど!

なんてステキな発想だろうか。

「グリップ」とか「取っ手」とか「持つとこ」とか考えた人はつまらない大人だ。

もちろんボクもそんな発想だった。

ボクはググって正解を調べるのをやめた。

ココの名前は「とび」だ。

それでいい。

それがAくんとボクの正解なんだ。

児童養護施設職員、いや、子どもと生活を共にする仕事ってやっぱり良い。

ボクの人生は、公私ともに子どもがいる。

それってステキでハッピーなコトだ。

そんなコトを再確認出来た本日の勤務、思い返すとハッピーな気持ちになる。

これからも、些細なコトでハッピーになれる自分でありたいと思う。

目の前の大人が幸せそうにしてる。

それだけでも心身共に傷ついた子どもにとって、大きな力になるんじゃないか。

そう信じてる。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿