23時過ぎ、翌日の弁当の下準備をしていると、Aくんがやってきた。
お腹すいたー。
なんかない?
もうこんな時間だし無理だよー。
明日起きたら朝御飯食べなー。
そんな対応がたぶん正解なんだろうけど、Aくんのこれまでの色々やボクとの関係性もあり…
仕方ないな~と余った食材を使ってチャーハンを作ってあげた。美味い!
ごちそうさま!
ありがとう!
そんな嬉しくなるようなリアクションは皆無だったけど、Aくんは、ムシャムシャとあっという間に食べ終えた。
食べ終えた皿は言われなくても下げていった。
お!
いつもは出しっぱなしなのに。
そんな姿が答えだと前向きに捉えてみる。
日々、大小のクエスチョンに対する解答作業をしている感じ。
何が正解なのか、てか、正解が正しいのか…よく分からない。
マニュアルがあるようでない仕事なのである。
迷った時は、目の前の子のずっと先を見てみる。
見えないけれど、見ようと試みる。
中学生の頃のボクなんてメチャクチャな食生活だったのに、それなりに心身健康な大人になった。
だからたぶん大丈夫。
まぁ甘々な自己評価だけど(笑)
ひとまず胃袋を掴むコトが大切だってのは恋人だけでなく、子どもに対しても同じだろう。
ましてや色々満たされずに、沢山我慢して育ってきた子たちだ。
お腹一杯になると、なんか心まで満たされた気になる。
だからまぁいっか。
例え不正解でも「まぁいっか」「大丈夫」って言ってあげられる。
そんな余裕を大切にしたい。沢山食べて身も心も大きく育ちますように。
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