診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

シャッター通りとウナギの味

2016年08月16日 | 日常
今年の夏休みは、8月14日と15日でした。

以前から
熱海にいる叔母が、だいぶ弱っているいるという話を聞いていて、
顔を見にいかなければいけないと思いつつ、
なかなか出かけられずにいました。

そんなとき、
静岡県にいる友人のご母堂が亡くなったとの報があり、
またその葬儀の日程が、15日の11時からというので、
それなら、是非熱海に行って、叔母の顔を見に行かなければいけない。

まさにこのタイミングで、葬儀があるということは、
運命の神様の思し召しだなどと考えて、出かけてきました。

しかしこの時期の電車は大混雑。
東京駅や、その周辺には人があふれていました。

普段の倍、疲れました。

14日は熱海に泊まり、叔母と話をしました。
思ったより元気そうな叔母に会い、
僕も少しホッとしました。


翌日は少し早めに出だしました。

この日は雲がどんより垂れ込めていたので、
電車からの富士山は残念ながら
見ることができません。

葬儀は予定通り執り行われ、予定時間に終了。

さて、昼飯でもと思い、

葬祭場の人に、「4賑やかなところを教えてくれませんか?」と尋ねると
「うーん」という返事。
僕は違和感を感じつつ
「駅前なんて どうですか?昼ご飯を食べようと思うんですが・・」
聞いた相手がオッサンだったので、いけなかったか、
お姉さんに聞けばよかったかなどと思いつつ、
タクシーに乗り込んで、運転手さんに同じ質問。

すると、
「今は駅前も寂れちゃったんですよ。」

「でも、ご飯食べるくらいのお店、あるんじゃないですか?
他にないなら、そこに行って下さい。」と頼んで駅前に向かいつつ、
運転手さんと話すと、「シャッター通りになっちゃったんですよ。」
「イノンができてから、どんどん寂れちゃって」

果たして、結果は。
駅に向かう角を曲がったら、
シャッターの閉められたお店が道を挟んで延々と続いています。
こんな光景見たこともありません。
人も歩いていません。
「ナンジャ、コリャア。」

恐るべしイノン。

適当なところで降りて、ブラブラすると、
一軒だけ開いているうなぎ屋さんがあり、そこでお昼をいただくことに。
当然 シャッター通りの話になり、
女将さんは、大いに嘆いておりました。

ウナギは大変おいしく、

この街のシャッター通りとウナギの味は
一生忘れられないものになりました。









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