1982年に結婚しました
それとは関係ありませんが(#^.^#)この年に「森林浴」という言葉が発案されたそうです。
そしてこの森林浴にがん予防の効果が期待されるという研究結果が発表されました。
「森林で座って景色を眺めた後はストレスホルモンが、都市にいる時と比べ13%低かった」
ということです。もう一つの実験では、
「女性看護師13人を長野県の山林で2泊3日過ごしてもらったら、免疫機能を示すナチュラル・キラー細胞(NK)活性が38%向上し、1ヶ月後も10%の向上」
したということです。
「森林浴のリラックス効果や、植物の発するにおい物質のフィトンチッドが活性化に寄与したと考えられる。森林浴のがん予防効果が期待される」
というのです。
すばらしい
写真は私の郷里(京都府福知山市)の実家庭から眺めた景色です。こういう所にいれば自然とがん予防になるのですね。
都会の方はどうすればいいのでしょう?自然豊かな公園や、神社の林などでもいいそうです。
私は「抗がん剤」という言葉の他に、
「防がん剤」
があると思っています。いつも書いておりますように「笑い」がそのひとつですし、今回の「森林浴」もその仲間入りです。
(^_^)ニコニコしながら森の中を歩く
これが効果抜群の2大防がん剤です。特許を申請しようかしら
さまざまな事 おもひ出す 桜かな
上の句は有名ですね? 作者は芭蕉ですがこの季節になるとあちらこちらで目にします。
読んでそのままのわかりやすい表現。ストレートすぎて素っ気ないのですが、しみじみとした句感がただよっています。
家の近くの公園の中に桜が咲いています。妻とよく出かけました。
がんの治療中にも歩行練習で行きましたが、亡くなってからは足が遠のきました。そこに行くと、
「ああ、ここで歩行練習をしたな、頑張っていたな・・・・・」
と、その当時のことが思い出されると胸が締め付けられるのです。顔がクシャクシャになることはわかっているので避けて通っていました。
しかし、勇気を出して「そこにいってみよう」という気になったのです。
桜は7分咲きくらいでした。手前にツツジが赤々と咲いていて、そのコントラストが美しい。確か後方にある桜の木のところで写真をとったことを思い出しました。
PCの中を検索したら、ありました。2006年6月です。退院して外来で治療を受けながら9月の「つくばリレー・フォー・ライフ」のために歩行練習をしていたころでした。
少しジンと来ましたが大丈夫です。「こころ」のコントロールがうまくできるようにになってきたかもしれません。
妻の入院していた病院の病室は6階でした。その窓から下を眺めると、桜並木が何本も見えて、その美しさたるや・・・・・
桜は普通は下から眺めることが多いのですが、ここでは上からですから、ちょっと違った印象です。
咲き始めから満開になるまでの移り変わりを、妻は楽しみに観察していました。
「みてみて、きれー」
と、騒いでいました。
「退院したら、駅前の桜祭りに行きたいなー」
とも。
このシーンを思い出すと涙が出てきます・・・・・
さて今日は市ヶ谷から飯田橋の桜並木を散策しました。
日の当たるところはほぼ満開。
枝がねじれています。迫力ありますね。
手前にタンポポ。その下を総武線の電車が走り、お堀の向こうにも桜並木です。
しだれ一本桜を発見しました。これまで気づきませんでした。
これは我が町の駅前の桜。もう満開です。4月6日に恒例の桜祭りがありますが、そのころには散っているかもしれません。
下のお知らせに書いてあります、リレー・フォー・ライフ(Relay for Life)ですが、この名前を勝手に付けて実施することはできません。
リレー・フォー・ライフというものがどういう歴史を持って始まって、実施に当たっては何が必要とされるのか、という講習を受けなければならないのです。
そこで今年実施する各地の実行委員会のメンバーが30数名揃い、22日・23日の2日間に渡ってトレーニングをうけました。
国際リレー・フォー・ライフ リードトレーニングマネージャーのアイリス・ペンダーガストさんが来日されてみっちりトレーニング。
講習を受けてみて、あらためてリレー・フォー・ライフの精神を確認できましたし、実施に当たってのノウハウも見えてきました。
終了したら参加者には終了認定書が授与され、いよいよ実働が開始されるという気分になってきました。
会場は東京駅南口の丸ビル。昨年はクリスマスのイルミネーション写真をお見せしましたが、今回は・・・・・
入り口には色とりどりのチューリップが!
まぶしい!
トレーニングの風景。
認定書が渡されてまじまじ眺める参加者。
講習会の帰り道、駅についてふと見上げると・・・・
桜はあっという間に開花していました。
いよいよ花見が楽しみです。
昨日は大荒れの天気でした。
妻の実家でお坊さんがみえてお経をあげていただきました。そのあとお墓に参ったのですが強風と雨で線香に火をつけられません。
こんなに荒れたお彼岸は久しぶりでした。
寒さで桜の開花がゆっくりになったでしょうが、我が家では一足先に開花です。
開花といっても、お供えしたお酒の話です。
『桜花開運』というネーミングがいいですね。『開運』というブランド名の春バージョンですね。静岡県掛川市にある土井酒造という醸造元です。
桜が開花したらポッコといただきましょう。
これはポッコのお気に入り、金沢にある加賀麩『不室屋』の「宝の麩」の詰め合わせです。お湯を注いでしばらくすると中身がふわ~っと出てきます。
これも一番上の列で桜の花びらの形をしたものがかわいい。
いずれもポッコの姉上からいただきました。感謝
妻と私は器(うつわ)にはかなりこだわりがありました。
夕食では、いただく料理によってこのお皿で、日本酒はこれで・・・・といった感じです。私の提案は大体受け入れられませんでしたが
そういいながら、お酒の器にかんしては私のセンスも認めてくれました。
いい器にいいお酒をいれるとなぜかおいしい。
先日うかがった豊中の器のお店ではまず、
これです。高知に工房がある小坂明さんのもの。拭き漆で表面を仕上げています。いちど炭化焼成したあと生漆を焼き付けています。
内側には渋い色の金が塗ってあります。普通は何もしないと思われますが、この金色が妙にシックでいい。これに焼酎なんかをいれるとうまいだろうなー・・・と想像しただけでわくわくするではありませんか。
えっ、みなさんは感じない?
そして妻の好きだった渡邊明さんのガラス器です。熟練のワザが光ります。作品数の少ない方ですから探すのが大変。
今回は無色の硝子切子です。
どうすればこのような細かい作業ができるのか不思議です。
上から覗くとさながら万華鏡のよう。
これにぬる燗で一杯やると「クー、旨い!」と感激して底をながめる・・・・そしてまた一杯。
妻の仏前に供えるのもおこたりなく、春の夜はふけていくのであります。
自分の励まし方・・・・・第2弾です。
作家の山洋子さんはご自身も辛い病気を経験されていて、歩んでこられた道のりもすごい。ファンのかたはご存じでしょうが、私はこの方の小説を読んでいませんのでわからないのですが、自分の励まし方というエッセイは体験者でなければ書けない説得力があります。
一部分ですが紹介します。
『そして最後は四十代後半。自分が体を壊しているのに夫が末期癌になり、高い治療費のために働き続けなければならなかった。
どの時も、正直言って「死」がちらついた。
でも、同時に思った。
「人はいつか必ず死ぬ。そして楽になれる。だったらあわてることはない。とりあえず今日は生きよう」
しかし状況が状況だから、どうしても暗い顔になる。がりがりに痩せて、顔色も悪い。必然的に人が去っていく。
やさしくしてほしいのに去っていかれると、恨みたくもなる。けど、恨んだらよけいに気持ちが落ち込む。
誰だって暗いものからは目をそむけたいのだ。それにこういう状態の人間は「私は不幸なの。この苦しみを一緒に背負って」というマイナス・オーラを発している。
どう考えても「友達になりたい人」ではない。
そこで考えた。ともかくこの陰気さを消そう。無理にでも笑おう、と。
無条件に笑えるコミック、映画、落語などを、毎晩、寝る前に見たり聴いたりした。ばかばかしければ、ばかばかしいほどいい。
「あはは」と一人で声を上げて笑うと少し気が楽になり、今日はもう悩むのを止めて寝よう、という気になる。
もうひとつ。外で食事などした時は、お金を払う時、必ず「ありがとう。おいしかったです」と付け加えることにした。また、人に良い事があったり幸運が舞い込んだりしたら、羨ましさや嫉みや惨めさを必死で押し込め、「おめでとう!」「良かった!」「素晴らしい!」と、率先してお祝いを言う。
言いたくないからこそ言う。そうすると少しずつ周囲に人が戻ってくる。自分も、人の好意も素直に受けられるようになる。すると不思議なもので、いつのまにか状況が好転していることに気がつくのだ。
まず自分を笑わせること。こういう時こそ人を褒めること。親切にすること。それこそが自分への励ましになる。振り向けば、いつもそうやって、なんとか乗り切ってきた。だからいま、こうして生きている。』
いかがですか、なんだか気持が「ふっ」と落ち着きませんか。
ということで私自身は、今日はよい天気なのでさらに気分爽快朝食もおいしいし晩酌も楽しみだ
おーっと、明日はホワイトデーだ。プレゼントを買いに行かねば