★新宿の高層ビルからの眺め
いきなりですが「ストレス」というもの、みなさんそれはどう感じられますか?
「いやー最近ストレスのたまることばかりでね」とか、
「ストレスにも良いストレスと悪いストレスがある」など・・・・
とらえ方や表現の仕方はいろいろありますが、実はそのストレスなるもの、色も形も、味もありません。正体不明です。しかし簡単に言ってしまえば、「加えられた刺激にたいする反応」です。
Aさんから嫌みを言われた「刺激」にたいしてBさんは「ひどいわ」と反応(ストレス)するということです。
ところが同じことをAさんから言われたCさんはその刺激を「何とも思わない」ということがあるのです。
つまり同じ刺激でもストレスに感じるかどうかはその人次第というわけです。
Cさんは実はその刺激を柔軟に受け取る「こころの免震構造」が出来ていたのではと想像します。何にも感じないことはありません。感じるけれども心全体で揺れを軽減しているのです。
刺激には何が何でも戦って跳ね返すんだ!という姿勢ではいつまでたっても休まることがありません。
柔軟さを自覚して免震構造があるから大丈夫・・・・といきたいものです。
日曜日は資格試験がありました。いずれも難問ばかりで、前日予習した箇所がばっちり出ましたが、緊張していたのか何と漢字が思い出せなくなりました。
あわてて書いたので最後にチェックすると・・・・
「ラクナ脳梗寒」
と書いていました
脳梗塞・・・ですよね。あわてて書き直しました
こんなお寒い解答ではラクナことはない
記述式と選択式など取り混ぜて90分みっちりかかりました。
思ったより出来が悪いと感じました。たぶん落ちているでしょうが、まあやるだけのことはやりました。2週間後の発表は期待しないでおきましょう。
ということで試験疲れがどどーっときて昨日は完全休養日でした。
で、思い出したのが2月23日は語呂合わせで富士山の日だったのですね。富士山にちなんでこんなものを発見しました。
1920年代から1940年代に配布されていた「Travel Sticker」や「Luggage Label」というものの復刻版の一枚です。シールになっていてはがせます。
当時は宿泊先のホテルや観光名所で、「Travel Sticker」が配布され、沢山のラベルやステッカーに埋もれた旅行用トランクやスーツケースは、まさに旅行を重ねる人の「勲章」のような存在でした。
このホテルは、その当時から有名だったのですね。横浜から2時間もかかったということが書いてあります。
もうすぐひな祭りですから、ポッコがいつもしていたように飾り付けをしました。
◆去年の夏、ハワイ・アラモアナビーチにて
前回の続きです。
筆者は免疫力を低下させる5大ストレスがあると指摘されています。
これをチェ~ンジ!していかに乗り切るかですが・・・・
①生き方のストレス(自分殺しの生き方)
↓チェンジ!
こだわりがない、「今ここで」の素直な気持ちで生きる
②人間関係のストレス(言いたいことが言えず、気持ちが通じ合えない関係)
↓チェンジ!
周りを気にせず、上手な自己主張をする
③仕事のストレス(自分を生かせない仕事)
↓チェンジ!
楽しい趣味や、仕事で自信をつける
④家族のストレス(愛し合えない関係)
↓チェンジ!
ゆるぎない運命愛に気づく
⑤死のストレス(死んだら終わりと思う生き方)
↓チェンジ!
地球を含む宇宙の中で、様々な存在の守護や、恵みで生きていることに気づく
というものです。
ストレスの解釈には異論があるかもしれませんが、チェンジさせる気持ちのありようが大切だと思います。
そしてまとめとしては、
☆自分のことを「わかってほしい」という気持ちを、いったん脇に置いて、パートナーを見てみましょう。
☆人に認められるためではなく、自分が満足する生き方にシフトしましょう。
☆そのためには、自分を満足させる行動(趣味)をしましょう。
☆これまで仕事に頑張ってきた人は、これからは、趣味的に仕事をするようにしましょう。
☆パートナーとの運命愛に気づきましょう。
☆胸がジーンとしたり、心がときめく信号を発信しあいましょう。
☆「あなた」ではなく「私」を主語にして、気持ちを伝えあう会話をしましょう。
☆スキンシップを大切にしましょう。
どれか一つでも実戦できればあなたとパートナーの関係は素敵なものになります。
パートナーでなくとも家族関係でも同様のことが当てはまると思います。
◆アサヒビール本社からながめた隅田川
『がん、うつ病から家族を救う愛の療法』宗像恒次著
の紹介です。タイトルからするとドン引きしそうですね。私も書店のレジに持って行くときに緊張しました。といっても数年前のことです。ポッコの介護に全力投球していました。
がん関係の雑誌にこの著者のSATイメージセラピーのことが載っていて、いいことが書いてあると思ってさらに突っ込んで知るために求めたものです。
内容もドン引きするところがいっぱいありますが、再読してみると「これは深い内容だ」と再確認しましたので少しだけ紹介しましょう。
パートナーの病気回復を願うあなたには、今、最も必要なもの、それは「人を愛する慈愛力」です。慈愛力には、次の三つの能力がなければそれを発揮することは出来ません。
1,相手の気持ちが分かる能力
2,相手を信じる能力
3,相手の問題に立ち向かう能力
1、は相手の本当の気持ちを見抜く能力です。口に出して言わなくても、たとえ正反対のことを言おうとも、本当はどういう気持ちでいるのか、本当はあなたに何をしてほしいと思っているかを見抜き、心の支えになる能力です。
2、は周りが何と言おうが、夫婦の間にどんな葛藤が起ころうが運命を信じて疑わない能力です。人は、運命レベルで信じてくれる相手にしか、本心を明かすことはしないものです。
3、は相手が直面している問題から逃げない能力を指しています。とくに死の淵にたたされたがん患者や、自殺願望を止められないうつ病患者には、配偶者から差し伸べられるこの慈愛力が、この世につなぎとめる命綱となったり、あるいは、満足した死に方ができる支えになったりします。ところが、問題に直面するのが怖くて逃げ出してしまう人や、まるで他人事のように病人に接する配偶者が少なくないのです。
そんな能力ないよ・・・・と引いてしまい、お手上げというのでは先に進みませんから、訓練は必要です。強い気持ちを自分の中に積み重ねて行けば何とかなります。
とくに③では最近辛い事例に会いました。私の友人のお姉様ががんの治療を受けて、経過はまずまずなのですが、ご主人との関係があまりよろしくない。ご主人は介護にも熱心なのですが自分の意見を通そうとする。病院も誰にも相談せず転院を決めてしまう・・・・
奥さんは感謝しているのはたしかなのですが、最近気分が沈みがちで、「生きていてもつまらない」という発言があったようです。私はその友人にこういう方法もあるからとアドバイスして、何かあったら相談してくださいと名刺を渡しました。ところが、つい先日そのお姉様が自殺を図りました。
幸い命はとりとめたと聞きましたが、友人もご主人も辛い時間を過ごされているでしょう。
ため息が出てしまう事例ですが、上記の3点を頭の隅っこにでも置いてコミュニケーションがうまくできたなら、違った展開があったかもしれないのです。
新聞で『がんの痛み「取れた」2割弱=医療者の評価と開き-患者調査』という記事が掲載されました。
『がんの痛みが治療で完全に取れたという人は16.6%と2割に満たないことが7日、がん患者を対象とした慶応大研究班の調査で分かった。医療者が対象の先行研究では、5-6割で十分な効果があったとされており、開きがあった。
研究班の佐藤靖郎済生会若草病院外科部長は「16.6%は衝撃的」と話し、緩和ケア改善のため、患者の声を取り入れた痛みの測定手法の開発が必要だとしている。
昨年6月から7月にかけ、全国のがん患者会を通じ、アンケート調査票を配布。1634人から回答を得た。がんに関連する痛みを感じている人は23.9%、かつてあった人は38.9%で、6割強が痛みを経験。その半数以上が、日常生活への支障を感じていた。
医療機関で痛みの治療を受けた人のうち、痛みが「完全に取れた」は16.6%、「ある程度取れた」は52.2%。満足度では、「大変」「どちらかといえば」を合わせ6割弱が満足していたが、不満との回答も約1割あった』
また、他の新聞では、
『2007年6月に閣議決定したがん対策推進基本計画は痛みを取り除く「緩和ケア」の充実を重点課題の1つに掲げているが、医療現場の取り組みが進んでいない実態が浮き彫りになった』
とも報道しています。
ポッコの場合はモルヒネを上手に処方してもらいましたから、亡くなる前の数ヶ月は完全に痛みからは解放されました。
それにしても痛みの度合いというのは患者さんだけにしか分からないので難しいところです。
我慢強い人とそうでない人では訴え方も違いますし。医師の力量、理解度も関係していきます。もちろん医師は痛みを何とかしたいと思っています。
新聞記事の見出しだけを見れば、
「なんだ、2割の人しか痛みがとれないのか」
と思ってしまいますが、
「6割の人が満足している」
という事実も見逃せません。
私は「緩和ケア」というひとくくりではなく「痛み緩和治療」という表現にした方がわかりやすいと思います。
ある医師の指摘に、
『一般には、「緩和ケアには末期にならないとかかってはいけない」とか、「命を諦めざるを得ない人が行くところ」と理解している人のほうが多数です。「治癒不能となった患者と家族に対しておこなうケア」という古い定義の方がいまだに広く使われているため誤解が多い』
とあります。
緩和ケアの新しい定義は、
「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな(霊的な・魂の)問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフ(生活の質、生命の質)を改善するためのアプローチである。」
です。もちろん疼痛の緩和が主体ではありますが、それがすべてではないのです。
昨日は結婚式に行ってきました。ポッコの会社の後輩さんに招待されたものです。
挙式は東京カテドラル聖マリア大聖堂ですが、地下鉄江戸川橋から川沿いに梅をながめながら歩いてゆくと、
なにやらにぎやかに人だかり。消防車、警察、野次馬さんが橋から川を眺めています。なんだろなーとのぞいてみると、
そうです狸(アライグマ?)が川の中に取り残されていたのです。狸大捕獲作戦の開始といったところです。おっと長居すると挙式に間に合いません。
東京カテドラル聖マリア大聖堂は丹下健三設計です。代々木体育館と同年に建築されました。
さてカテドラルとはどういう意味でしょうか、
『カテドラルとは、"カテドラ"のある教会のこと。カトリック教会には、教会の行政、司牧のための地域的区分があり、それを「教区」と呼びます。(日本は16の教区に分かれています。)それぞれの「教区」には教区長である司教または大司教がおります。この(大)司教が、自分の教区内にいる信徒を教え、導き、司式するための“着座椅子”をギリシャ語で《カテドラ》といいます。昔から、この 言葉は教授、判事の席を意味しており、後に高座そのものをいうようになりました。つまり、権威をもって教えるという意味です』
ということらしい。
そして聖マリア大聖堂という名称は聖堂が「無原罪の聖母(マリア)」にささげられていることに由来しています。敷地内には、このような洞窟があります。
新郎新婦登場!!ドレスがすごいなー。
さて、挙式はなかなか荘厳でよろしい。内部は、こんな感じです。
最近賛美歌を聴くとウルウルきますが、なぜでしょう。
パイプオルガンがすごい。いい音してましたよ。
披露宴は銀座のMIKIMOTOが1階にあるピンクの建物のレストラン。
内部は凝っています。
壁面いっぱいにワインセラーが。天井からつり下げられているクリスタルに光が当たると部屋中に虹が出現。
私の席にはこのように二人の名前を書いてくれました(涙)もちろんポッコの写真も持って行きました。
料理はなかなかです。
2次会も出席しておおいに盛り上がりました。他の後輩さんからも私に挨拶にこられました。ポッコの人望は厚い。
これは何でしょうか。当てたらエライ!
はい、羊毛で作った羊ちゃんです
よくできてますね。感心します。フワフワで気持ちがいいのですが、触りすぎると形が崩れるのでそーっとナデナデしています。
どのように作るのかまったくわかりません。
精神対話士仲間のHさんからプレゼントです。Hさんありがとう
さて明日はバレンタインデーです。
毎年たくさんのプレゼントで宅配便のお兄さんもあきれ顔・・・・・
嘘です
チョコやケーキをいただくためにこのようなグッズで一人盛り上がっています
明日私はポッコの後輩さんの結婚式に出席。もちろんポッコの写真を忍ばせていきます。なにせ二人でご招待されていますから
式から披露宴、そして2次会までフルコースで楽しんできます。結婚式なんて何年ぶりでしょか。最近の若い人たちの結婚式とはどのようなものか興味津々。
みなさまも素敵な一日でありますように
日曜日のサルコーマセンター設立前夜祭ではM.D.アンダーソンがんセンターの准教授・上野 直人さんがビデオで講演をされていました。がんのチーム医療(チームオンコロジー)について示唆に富む見解を述べられましたのでみなさんも考えてみてください。
ホームページからの抜粋が的確に表現しています。
私たちの病院の根幹を支えているのは集学的治療(チーム医療)といっても過言ではありません。M.D.アンダーソンがんセンターでは、世界でも最も有能とされる病理医、放射線専門医、腫瘍内科専門医、腫瘍外科専門医、腫瘍放射線専門医、看護師、薬剤師がチームとなり患者さんの治療にあたっています。
チーム医療をひとことで説明するのはとても難しいのですが、基本はコミュニケーションです。M.D.アンダーソンがんセンターでは約30年前からチーム医療への取り組みが始まり、試行錯誤しながら現在のかたちになったという経緯があります。しかし、現在のかたちも通過点にすぎず、今後も進化は続き、決してひとつのかたちに止まることはないのです。
チーム医療は最初、医師同士のコミュニケーションから始まって、10~15年前に看護師や薬剤師も含めたかたちになり、今では看護師や薬剤師も医師に近い仕事を担うようになりました。臨床看護師や上級看護師は、もちろん医師の管理下ではありますが、診断所見もとれますし、処方せんも書け、場合によっては処置もします。いろいろなデータを集め、ときには医師にアドバイスもします。看護師や薬剤師の専門性を高めていくと、医師の仕事と重なる部分が出てきますが、それをお互いどのように協力していくかを15年かけて作りあげてきました。
ある患者さんに対してチームを組むとき、中心になるのは内科医の場合もあれば、外科医の場合もあります。その患者さんの状況により腫瘍内科医、腫瘍外科医、放射線医、形成外科医、看護師、栄養士など多くの専門家がメンバーとなり、患者さんに対する一定の治療方針を話し合います。話し合いは電話の場合や、会議をする場合もあります。ときには全く顔を会わせないこともあります。ここで大切なのは、よく話し合って基本方針を決めておくということです。その基本方針は、どの医師あるいはスタッフに聞いても皆同じになる努力が必要です。
チーム医療は、よく船に例えられます。チームの中心となる医師は船長です。船長には全体像を見極める力が要求されます。個々の部分に関しては、その分野の専門家に任せればよいのです。医師は何ができて何ができないのかを自分自身で把握し、できないことを誰に任せればよいのかを知っておくことが大切です。
一方、看護師や薬剤師はいかに自分の役割を拡張し、責任をとるかを考える必要があります。そのために、それぞれの職種の高い専門性が求められます。
要するに、チーム医療とはコミュニケーション医療にほかならないのです。
日本でも最近は「チーム医療」を考えるようになりましたが、上野さんの指摘では、
「どの病院でもチームは職種があれば存在します。ただ、どのような組織作りとコミュニケーション体制をつくるかによって、患者さんの満足度は歴然と違ってきます。また、患者さんの主体的な態度を引き出せるかどうかも、チーム医療の取り組みで決まると思います」
と、さらなる研究、飛躍を望まれています。
当日のスライドでは、そのチームの役割をわかりやすく示していました。
自分ではどこに所属するかですね。
患者さんはここが気になるところ。
私の精神対話士という仕事はここかも。
患者遺族という立場も入れてほしいな。
患者の権利です。はっきりしていますね。
それぞれのチームが個々でいろいろな働きをしていますが、それは分断されていてはダメなんです。この3チームがうまく機能する医療体制が出来ればと思います。