さまざまな事 おもひ出す 桜かな
上の句は有名ですね? 作者は芭蕉ですがこの季節になるとあちらこちらで目にします。
読んでそのままのわかりやすい表現。ストレートすぎて素っ気ないのですが、しみじみとした句感がただよっています。
家の近くの公園の中に桜が咲いています。妻とよく出かけました。
がんの治療中にも歩行練習で行きましたが、亡くなってからは足が遠のきました。そこに行くと、
「ああ、ここで歩行練習をしたな、頑張っていたな・・・・・」
と、その当時のことが思い出されると胸が締め付けられるのです。顔がクシャクシャになることはわかっているので避けて通っていました。
しかし、勇気を出して「そこにいってみよう」という気になったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/83/ea3eeadd3d1635d6ea760a07f3757f5d.jpg)
桜は7分咲きくらいでした。手前にツツジが赤々と咲いていて、そのコントラストが美しい。確か後方にある桜の木のところで写真をとったことを思い出しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/70/c02341da44b9cd92e3f5536bab581c3d.jpg)
PCの中を検索したら、ありました。2006年6月です。退院して外来で治療を受けながら9月の「つくばリレー・フォー・ライフ」のために歩行練習をしていたころでした。
少しジンと来ましたが大丈夫です。「こころ」のコントロールがうまくできるようにになってきたかもしれません。