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「アフリカの角」の飢餓 Poor crops, high food prices

2008-07-23 | 貧困・疾病・格差
「アフリカの角」(The Horn of Africa)と称される地域の5カ国における長期の旱魃が深刻な食糧不足を引き起こしています。今年の大きな特徴は、国際的な食糧価格の上昇により、援助資金の援助効果が著しく落ちていることにあります。

「アフリカの角」の5カ国の飢餓人口の推計値が国連の世界食糧計画(the World Food Program)から発表されていますが、それによりますと:
   エチオピア 1,030万人
   ソマリア   260万人
   ジブチ    11.5万人
   ケニヤ    90万人
   ウガンダ   70.7万人
となっており、その合計は1,400万人に達しています。

収穫の激減に加えて、価格高騰により食糧備蓄も底をついており、WFPは今後2ヶ月以内に食糧を配給できなければ、餓死者を出す事態となるであろうと警告を発しています。

先の洞爺湖サミットでは、「食糧価格高騰の深刻な懸念を共有し、あらゆる対策を取ると約束」したことが議長総括となっています。これに基づき政府レベルでの二国間緊急援助と、国連を通した食糧援助が機能することが望まれます。