ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

スピリット・ボクシング

2006-03-09 | 映画
「母さん、すごい映画借りてきたよ。見る?」と、息子。
見せていただきますとも!(笑)
というわけで「スピリット・ボクシング」(原題「SHACKLES」)です。

刑務所にいる21歳以下の青少年にも教育を!
塀の外では「犯罪者に教育は要らない」とデモが起こる中、
かつて暴力事件を起こして教育現場から遠ざかっていた男がやってくる。
一筋縄ではいかない少年達相手に彼の苦闘が始まる。
そこで彼が思いついたのが、リリックバトル。
詩を作らせることだった。
邦題「魂のボクシング」ですよ。このタイトルがすでに「詩」ですね。
ラップを産み出した国ならではの発想。
怒りが詩を生むのか、彼らの吐き出す言葉の渦に微かな希望を見いだしたとき、
事件はおきてしまいます。
映画としては未熟なところもあるけれど、
青い果実のようなみずみずしい感性に満ちていて一気に見てしまいました。
少年(青年?)たちが痛々しいくらいにいい。
長い人生から見れば一瞬の輝きを、それぞれに放っている。

息子が教えてくれなければたぶん見ることはなかった。
ありがとう!

↓にスーちゃんもアップしたので見てね

リベンジ・イクスピアリ

2006-03-08 | 映画
先日タッチの差で見ることができなかった「オペラ座の怪人」を、
妹とイクスピアリで見る。
きききりんになった気分。「ジェリ~!!」と叫びたい(笑)
何回見ても、またはじめから見たくなる。麻薬のような映画。
今日もほぼ満席状態でオペラ座人気の凄さを思い知る。
しかもあちこちですすり泣き。
ジェリーにうっとり、ただニタついている自分が恥ずかしい。
映画に求める全てがここにある・・・とは云わないけど、
2時間半夢の世界を漂い、終わってなお余韻に浸り、
失恋にも似た甘く切ない気分を100年ぶりくらいに思い出させてくれる、
稀少な貴重な魅惑的な映画。

今日はジェリーの次に、映画の中の彫像が目についた。
オペラ座の、そして墓地の彫像。
あれは誰の作品なのだろう?
肉感的でセクシーで、表情がとても優しい。
墓地の中に点在する彫像はずきんを目深にかぶり表情は見えない。
しかし祈る姿はどれも静けさと優しさを称えている。
あのたくさんの彫像は撮影が終わったあとどうなったのかな?
スタッフや、もしかしたらジェリーの家にもひとつくらい残ってるのかな?
私なら絶対もらってくる!(笑)
・・・・・・でもどこに置く?




アカデミー賞

2006-03-06 | 映画
姉Cと第78回アカデミー賞の授賞式を見る。
WOWOWのない姉Mに電話
「地味すぎる~」
「ジョージ・クルーニーがいるでしょ!」
「でも地味だぁ。キアヌ・リーブスが光ってみえる」
「・・・・・」
まずは助演男優賞の発表。
ジョージ・クルーニーの名前が呼ばれたので
「おめでとう!」と再度電話したら、
「すぐに行く!」(笑)
というわけで一時間半後には姉妹3人で仲良く見ていました。
そんな姉のためにとびきり素敵なジョージを探してきました(写真)
ココでバイオグラフィでも読んでみたら?お姉様。

明日につづく(笑)


しあわせな午後

2006-03-05 | 雑記
写真は姉Mの刺繍「春の山」
私の大好きな一枚。

姉と姪っ子がヨガのレッスンを終わるのを待ち伏せして、
3人でランチを食べる。
食後レストランの薄暗い照明のもと、姉が買った麻の布を広げる。
それをハンカチの大きさにカットし(裁ちばさみ持参)
刺繍のための下絵を描く。
私が一昨年キルトを始めて、少し遅れて姉も刺繍を始めた。
刺し子から刺し始めて一年ちょっと経った今は、
ユニークな姉ならではの作品を次々と作っている。
春めいてワクワクするような昼下がりに、
可愛い姪っ子も交えて、キルトや刺繍の話ができるしあわせ。
年を重ねて失うものばかりのこの頃だけど(美貌とか体力とか・笑)
針仕事という小さな喜びをみつけてほんと良かった。
その喜びを語り合い、励まし合える仲間もいる。
しあわせ実感の午後でした。