ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

プーシキン美術館展

2005-12-09 | 美術
キルトレッスンのあと、友人と待ち合わせて上野の都美術館でやっているプーシキン美術館展に行く。友人とは1年ぶりの再会。昨年の今頃二人でマティス展を観て以来だった。美術館は大変な混雑で、日本人は本当に印象派が好きだな~と再確認。30万人が見たというのもうなづける。あまりの人混みにゆっくり絵画鑑賞もできず、ふたりでやっとみつけた椅子に腰掛けると、横にパンフレットがあった。本物が見られないならこれで見ようとぺらぺらページをめくり今回きている絵を網羅する。しかしこんなことしてても仕方ないと、勇気を出して人混みの中へ。え~、これがあの絵?パンフレットで見たものとのあまりの違いにびっくりした。これは面白い体験だった。色が違うとかそういうレベルの話ではない。まったく別のものなのだ。特にアンリ・ルソーの風景画。パンフレットではたいした印象ももたなかった・・というよりなんだこの絵は・・だったものが、いい!!今回の絵の中では最も印象に残った一枚だった。遠景に森、手前に一本の道、横に赤い屋根の家、道には二組のカップルが前後してまっすぐ立っている。たしかタイトルは「モンスーリ公園の眺め」。なんとも暖かい絵だった。ぎゅーっと引き込まれるような磁力をもった絵だった。