長茄子の甘辛みそ炒め

長茄子長紅芋など 笊（ざる）の中＝虚子＝

畑の朝露に濡れた紫紺色の茄子。種類が多く、大小あります。
卵円形の折戸茄子、真ん丸い丸茄子、大型の加茂茄子、巾着茄子、長茄子など形状は様々です。

どの茄子も、煮たり、焼いたり、漬けたり、揚げたりと調理法、食べ方も多彩です。
私は、近所の八百屋さんのお薦めで、熊本産の長茄子を購ってまいりました。
長茄子は九州地方を中心に栽培されている非常に長い茄子です。４０〜６０cmほどになります。
長茄子は皮がやや固く、果肉は柔らかく弾力を感じます。
首の部分から先まで太さに差がないので、火が圴一に通り安く、九州地方では焼き茄子にして食べることが多いようです。

長茄子の調理時の難点は、特徴である長さの処理。
そのままでは鍋に入りきらず、焼く際にも問題が生じます。
そこで長茄子を半分に切り、半分は、甘辛みそ炒めで、残りの半分は、油で炒めて、醤油出しに、玉ねぎ、茗荷、大葉、ネギをいれて出来上がりです。
冷やして、お好みで擦った生姜をいれてさっぱりと、召し上がっていただきます。

ＧＩＮＺＡ と ん ぼ
富士子

小玉スイカひとりじめ

今、夏の果物の王者スイカに、ちょっとした異変というか、ブームが起きております。
小玉スイカの中でも小さな大きさの［ひとりじめ］品種です。
マスクメロン並みです。スイカのイメージを大きく変え、文字通り一人でひと玉食べられる大きさ。
この小玉スイカを購ってきました。茨城県産です。

［ひとりじめ］は、切ると、皮が薄く大玉スイカに近いシャリシャリ感があり、果肉の色も鮮紅色で１５度以上の高糖度で、とても甘く美味しいスイカです。
小玉スイカの大きさは直径１４cm前後。冷蔵庫で楽々冷やせてとても便利です。この小玉スイカ［ひとりじめ］を、箸休めのデザートに用意しております。

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富士子

マッシュルームのバター炒め

いよいよ今日から、令和新時代の本格稼働が始まりました。
それにしても初めて体験する１０連休は、正直長かったです。
メディアのアンケート調査でも１０連休への賛否は半々だったようで、
［とんぼ］も、連休の谷間に営業させていただきましたが、お客さまからは、開いていて良かった、と感謝の声もいただきました。

近所の八百屋さんから、新鮮な［ブラウンマッシュルーム］を仕入れてまいりました。
兵庫県産です。マッシュルームには、カサの色の違いでホワイト種、オフホワイト種、クリーム種そしてブラウン種があります。
成分に大きな違いはありませんが、純白の外観からホワイト種、オフホワイト種は主に生食として用いられ、クリーム種とブラウン種は、加熱用として好まれております。特にグルタミン酸が多く含まれ味は濃く、香り高いのが特徴です。

マッシュルームは、他のキノコ類と同じくビタミンＢ群、食物繊維が豊富に含まれており、低カロリーで高タンパク。
中でもビタミンＢ5は、皮膚や粘膜の健康維持とストレス緩和に効果があることで知られております。

今日購ってきた［ブラウンマッシュルーム］を、バターで炒めて召し上がっていただきます。
マッシュルームは大きめにザックリ切ります。炒めて加熱することで、より味と香りが濃く高く旨味が増します。
旨味成分のグアニル酸がシイタケの３倍もあるためです。

炒め上がった［ブラウンマッシュルーム］には、プチプチした食感とほんのり塩味のする新顔野菜［アイスプラント］を添えてお出しいたします。

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