アボガド

弥生三月も末。
桜、染井吉野も開花して春本番の季節を迎えました。
天皇陛下の代替わりに伴う新しい元号の発表も間近です。
新聞やテレビでも盛んに［平成最後］というフレーズが飛び交っております。

料理の世界でも、平成になってから注目され一気に定着した食材の代表例として［アボガド］があります。
アボガドは、メキシコなど中央アメリカが原産のトロピカルフルーツ。
昭和の時代には、果実の表皮が動物のワニに似ていることから［ワニナシ］と呼ばれていたとも。日本では平成に入ってからジワジワと需要が増え、バナナ、パイナップルに次いで三番目に輸入量の多いフルーツとなっております。

［アボガド］は果肉に１８～２５％もの脂肪分が含まれておりバターフルーツとか、森のバターと呼ばれ、フルーツの中で最もカロリーがあります。
この脂肪分は不飽和脂肪酸で、血中コレステロールを増加させる心配はないと言われております。ビタミンＥや食物繊維の含有も豊富で、腸の働きも整えてくれます。

アボガドの果実は生食され、サラダやサンドイッチ、巻き寿司（カリフォルニアロール）や、醤油にもよく合うので刺身のようにワサビ醤油で食べたりしております。
［とんぼ］でも最近では、サラダに必ず用いております。

ＧＩＮＺＡ と ん ぼ
富士子