とんぼ歳時記

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【半夏生にタコ?】

2016-06-30 13:34:23 | 日記
九州地方では、梅雨前線が停滞し各地に大雨の被害をもたらしてます。
今日は6月30日。アッという間に今年も半分過ぎてしまいました。そして明後日の7月2日(土)は半夏生(はんげしょう)で「タコの日」でもあります。

半夏生は夏至から数えて11日目をいい、農家の田植えが終える時期。由来も、サトイモ科の漢方の生薬・半夏が生える頃だという説と、ドクダミ科のハンゲショウがこの時期に花が咲くことから名付けられた、という説があるそうです。

関西地方では、昔から「半夏生」にタコを食べる風習があり、昨今では全国に広がっているようです。梅雨末期の今頃、農家の人たちは田植えを終えて、神様に豊作を願ってタコをお供えしていたそうです。何故タコ?という疑問が生じますが、稲がタコのように八本の足でシッカリ根をはり、吸盤のようにシッカリ稲穂を沢山実るように、という願いから生まれたと伺い納得しました。

また実利面では、タコには疲労回復効果のあるタウリンが豊富に含まれていて、蒸し暑さが増して疲労が強まるこの時期にタコを食べるのは、栄養面からみても理にかなっております。7月2日を「タコの日」に制定されているのも、半夏生に関連してのことだったのですね。

今年の「半夏生」は、生憎休みにあたります。ちょっと早いのですが、半夏生に因んで「ミズダコ」を魚屋さんから仕入れてきました。ちょうど常連のお客さまから予約の電話があり「今夜は半夏生のミズダコを食べれますよ!」と告げたら、そのお客さまは半夏生にタコを食べる風習を知らなかったようです。ミズダコは今が旬です。

GINZA と ん ぼ
富士子

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