とんぼ歳時記

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青森の嶽きみ

2018-08-30 15:05:44 | 日記
唐黍の 葉も横雲も 吹き流れ=風生=

数千年前から栽培され、主作物として南北アメリカにまたがっていたトウモロコシ。
アメリカ大陸を発見したコロンブスによってヨーロッパに伝わり、さらにはインド、中国を経て日本には1575年(天正7年)に、ポルトガル人により長崎にもたらされたといわれております。

この艶のある黄色の豆粒のような実がギッシリ詰まっているのは、野趣に富み味覚をそそります。トウモロコシの食べ方は様々で、粒を剥がさない焼きもろこし、茹でもろこしの味は格別です。

青森・弘前市の西部にそびえる岩木山(標高1625m)の裾野に広がる嶽高原(標高500m)で、栽培収穫された[嶽きみ=トウモロコシ]を購ってまいりました。
[きみ]とは津軽弁でトウモロコシのこと。トウモロコシ→トウキビ→キビ→きみの順で変化したと言われております。

[嶽きみ]は、他のトウモロコシに比べて格段に甘さが際だっています。甘さの目安になる糖度は18度以上。
その秘密は、旧盆過ぎた頃から山麓の嶽高原の日中と夜間の温度差が大きく広がり、温度差は約10℃以上の温度差が、最高の甘さとプリプリした食感を生みだすのです。

私は、この[嶽きみ]を美味しく食べていただくため、きみの皮を一枚残して剥き、水に浸してからラップで包んでから電子レンジでチンします。時間は約3分、裏返しにして3分、少なくともこの方法だと、甘み成分を逃すことなく食べることができます。

GINZA と ん ぼ
富士子

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