とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

銀杏を…

2015-09-24 14:14:41 | 日記
前回のブログでもご報告した「とんぼ梨狩りバーベキューパーティ」の会場となった春日部・大晴農園は、店の常連客の斎籐さんのご実家。後楽園ドーム数倍の広さの農園では、各種の梨をはじめ、キウイ、銀杏などを育成栽培しております。

その斎籐さんから、大晴農園で今年採取したばかりの「銀杏」を沢山頂戴いたしました。銀杏といえば自宅近くの神社の境内の銀杏の樹から落ちた銀杏の実を拾うお年寄りを見かけるようになり、秋は確実に深まりつつあることを実感します。

いただいた「銀杏」は、専門の栽培農家が食用に育てただけあって、大きく見事な粒揃い。この銀杏を、今夜からお酒の肴としてお出しいたします。銀杏の固い殻を、100円ショップで購った銀杏割器(ペンチに似たもの)で軽く割れ目や。が入る程度に割ります。

亀裂の入った銀杏を、厚みのある茶封筒に入れて電子レンジで1分~1分半程度加熱します。2~3個ポンポン弾けるくらいが目安です。加熱が過ぎると銀杏の実が硬くなり、美味しさも損なわれます。出来上がった銀杏に、軽く塩を振ってから召し上がっていただけます。とんぼでは、フライパンで塩いりして、お出しします。

銀杏の実は、漢方薬の貴重な生薬としても知られております。中国の漢方古書「本草綱目」には、咳、痰、気管支喘息などに効果のある鎮咳去痰薬として用いられることを伝えております。また、古来から日本ではこの銀杏を利尿・制尿に効果ある民間薬としても知られております。

但し、この銀杏にはアンチビタミンB6物質を含んでいるので、大量に食べると、まれにビタミンB6欠乏症に似た症状を起こすこともあるようで、食べ過ぎは禁物です。

GINZA と ん ぼ
富士子