今日は半夏生。タコの日です

今日は、暦の上では半夏生(はんげしょう)にあたります。半夏生とは、夏至から数えて１１日目のことをいいます。呼び名の由来は、漢方の生薬にも用いられるドクダミ科のハンゲショウが、この時期に花を咲かせるから、という説があります。

さらに今日は「タコの日」にも制定されております。西日本や関西地方では、豊作を願って「半夏生にタコを食べる」習慣があるそうです。

半夏生とタコ。一見何の関わりもないように思われますが、７月上旬は、梅雨も後半。稲などの作物が、タコの足のように大地にしっかり根をはり、すくすく育つように、という意味が込められているからとか。農家にとっては梅雨明け前のこの時期までに、田植えと畑仕事を終える目安にしているそうです。

そこで私も、半夏生の習慣にあやかって、お客さまに「タコ」食べていただきたいと思い立ち、近所の魚屋さんから明石産のタコを購ってきました。この時期にタコを食するのは、理にかなっているからです。タコには、タウリンが豊富に含まれているため、疲労回復、血圧・コレステロール値をさげる働きがあります。そして低脂肪、低カロリーで、味覚を調整する亜鉛も含まれている優れた食材だからです。

ＧＩＮＺＡ と ん ぼ
富士子