連日猛暑が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか…? こんな暑い日には、さっぱりして、かつ栄養タップリの「よせ豆腐」など如何ですか?
私が「よせ豆腐」を仕入れるのは、自宅近く駒込の商店街で、家族で営んでいる小さなお豆腐屋さんからです。
このお豆腐屋さんの手作り豆腐は、九州産の大豆「ふくゆたか」を使用しているそうです。この大豆は風味豊かで、搾った豆乳は香ばしさそのままに、まったりと柔らかく、一般の国産大豆に比べて、高タンパク品種であるため、クリーミーな旨さと甘さが特長です。
「よせ豆腐」は、基本的に木綿豆腐の工程から作られます。木綿豆腐は、温かい豆乳に凝固剤を混ぜて固めたものを型入れ圧搾して作ります。
この型入れ前の温かく固まったばかりの豆腐は、ゆるゆると崩れやすい状態。このおぼろ月に似た形状を「おぼろ豆腐」と。またこれを寄せたり、汲み上げて器に盛ると「よせ豆腐」や「汲み上げ豆腐」と呼ばれ、ザルに盛ったのが「ザル豆腐」になります。
今夜、私はこの「よせ豆腐」を、ショウガ、ネギ、ミョウガの薬味のほかに、ユズコショウ、ポン酢で味付けしたり、醤油コンブをあしらったりと、お客様のお好みにあわせておだしいたします。 生ビール、日本酒、焼酎などのどんなお酒にもピッタリの料理です。
GINZA と ん ぼ 富士子