ピピのシネマな日々:吟遊旅人のつれづれ

歌って踊れる図書館司書の映画三昧の日々を綴ります。たまに読書日記も。2007年3月以前の映画日記はHPに掲載。

燃えよ!ピンポン

2008年08月23日 | 映画レビュー
 予告編はすごく面白かったのに、本編がこれほどつまらないとは。予告編倒れの映画その1。クリストファー・ウォーケンがあの顔でどんなコメディアンぶりを見せてくれるのかと期待したが、面白くもなんともない。

 
 ”BALLS OF FURY”ってブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」のパロディのつもりだろうけれど、オリジナルの面白さをどこにも生かしていない、パロディにもなってないってば! カンフーと卓球の組み合わせというのはそれなりに面白かったけど、やっぱり卓球って地味なのよね、豪快さに欠けるから映画がチマチマと小さくなってしまう。

 笑わそうとするネタはいっぱい仕込んであるのに、爆笑できるような場面がない。金はかけたらしいけど、いったいどこに? と失笑せざるをえない。期待はずれもいいとこ。おばか映画は好きなジャンルなのに外されてしまうと単なるばかばかしい映画に成り下がる。「オバカ映画」と「ばかばかしい映画」とは似て非なるもの。うーん、こうなったら元祖オバカアクション「ハムナプトラ3」を見に行かねば。(レンタルDVD)

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燃えよ!ピンポン
BALLS OF FURY
アメリカ、2007年、上映時間 90分
監督: ロバート・ベン・ガラント、製作: ロジャー・バーンバウム、脚本:トーマス・レノン、 ロバート・ベン・ガラント、音楽: ランディ・エデルマン
出演: ダン・フォグラー、クリストファー・ウォーケン、ジョージ・ロペス、マギー・Q、ジェームズ・ホン

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