ピピのシネマな日々:吟遊旅人のつれづれ

歌って踊れる図書館司書の映画三昧の日々を綴ります。たまに読書日記も。2007年3月以前の映画日記はHPに掲載。

幸せのレシピ

2007年10月27日 | 映画レビュー
 ラブコメとしては元ネタの「マーサの幸せレシピ」よりよくできています。さすがにハリウッド映画はこの手のものはうまい。

 実を言うと、わたしは料理映画が大好き。料理がおいしそうな映画には点が甘い。で、もちろんこの作品でも高級フランス料理がおいしそうだったのは言うまでもないのだけれど、それよりもイタリアンの副シェフ・ニックがプライベートに創ったピザがおいしそうでたまらんかったわ。

 オリジナル作品「マーサの幸せレシピ」との比較をしながら見ようかと思ったのだけれど、オリジナルの細部は全然覚えていなかった。おぼろげな記憶をたどると、オリジナル作品では主人公のシェフ、マーサが他者に心を開かない意固地な女性として描かれていて、その点がかなり強調されていたと思う。つまりはテーマは恋愛と同時に他者とのふれあいという、より普遍的なものなのだ。その点、今回のリメイクではシェフのケイトがかなり自己主張の激しいよくしゃべる女になっている。この辺がドイツとアメリカの文化の違いか。精神科医とのやりとりも面白く、セラピーの途中で医者に新作料理を食べさせるなんていう話は笑えていい。この笑えるエピソードはオリジナルにもあったもので、この映画の笑わせどころやよくできている部分はほとんどオリジナルのアイデアだ。元ネタがよくできているのだね。

 ストーリーは恋愛映画の常套を踏んで、彼と彼女を最初は反目させながらいつの間にか恋人にさせて、かと思うとまたまたいがみ合わせて観客をやきもきさせる、という定石どおりの展開。もちろん最後はハッピーエンドだから安心して見ましょう。

 この映画が新しい時代の流れを的確につかんでいると思えるところは、ケイトが血のつながりのない「家族」を築き上げていくという点だ。亡姉の一人娘、8歳のゾーイを引き取って育てることになった独身女のケイトが四苦八苦するところは、子どもを持ったことのないキャリア女性がいきなり子育てすることになる苦労をたくみに描いている。血の繋がりがないと書いたけれど、ゾーイはケイトの姪だから、もちろん血の繋がりはある。問題はケイトの「パパ」になる人物だ。これがケイトのシェフとしての立場を危うくするかもしれない、新入りの副シェフ・ニックというところがミソね。ニックはケイトを尊敬していて、あくまで彼女の後ろに控えていようとする。この映画では上昇志向に煽られて肩肘張って生きているのは女のほうで、男はのびのびと脱力して心優しく生きているのだ。しかも、最後にはケイト、ニック、ゾーイという三人の関係が対等になる。これがとても微笑ましくいい感じ。

 アビゲイルちゃんは「リトル・ミス・サンシャイン」でも達者な芸を見せてくれたけど、今度もすごくうまい。いい感じです。アーロン・エッカートはシェフには見えなかったけどなぁ~。

 
 美味しい水牛モッツアァレラ・チーズとバジルのピザをつまみにワインが飲みたくなりました。

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NO RESERVATIONS
アメリカ、2007年、上映時間 104分
監督: スコット・ヒックス、製作: ケリー・ヘイセン、セルヒオ・アゲーロ、製作総指揮: スーザン・カートソニス、脚本: キャロル・フックス、音楽: フィリップ・グラス
出演: キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エッカート、アビゲイル・ブレスリン、パトリシア・クラークソン、ボブ・バラバン

リトル・ミス・サンシャイン

2007年10月27日 | 映画レビュー
 一家全員が「負け組」という家族のロードムービー。

 祖父:ヘロイン中毒のスケベ爺。
 父 :9段階の自己啓発理論をひっさげて出版界にデビューを狙う。
 母 :働く主婦。今日もディナーは店で買ってきたフライドチキン。
 兄 :パイロットになることを夢見て、「いっさいしゃべらない」という願掛けをしている15歳。
 妹 :夢はミスコンテストでの優勝。ダンスの練習に余念がない9歳。
 伯父:アメリカで一番有名なプルースト研究者。同僚に恋人を奪われて自殺未遂。

 というファンキーな一家。一家の娘オリーブが幸運にも「ミス・サンシャイン」コンテストに出場できることになり、家族全員でおんぼろ車に乗ってカリフォルニアまで出かけることになったが…。この車、彼らは「バス」と呼んでいたけれど、要するにワゴン車ね。クラッチが故障していてエンジンがかからない。止む無く全員で車を押すことになり、スピードがついたところで飛び乗るというスリルとアクションいっぱいのシーンに大笑い。

 予想通り前途多難な一家の旅は、次々と降りかかる難事件に何度も挫折しそうになる。ミスコンのエントリー締め切り時刻に間に合うのかっ!?

 このファンキーな一家は変人ぞろいでおまけに全員が自覚のない負け組。「負け組になるな!」と自己啓発セミナーで絶叫する講師のパパ、あんたが負け犬なんだよ。扱いにくい長男は思春期真っ最中の15歳、家族なんて大嫌いだと紙に書いて(口を利かないと決めている偏屈だから)反抗する坊やであります。

 ロードムービーの途中で起きる様々な事件というのがけっこう予想外のことだったりしてハラハラ度は高い。で、普通だったらオリーブはぎりぎりミスコンに間に合って並み居る美少女たちを押しのけて優勝してメデタシメデタシになるはずなんだけど、これがそうでないところがこの映画の面白さ。最後のコンテスト場面なんて正直いって白けました。あれはあんまりだね。寒かったわ(^_^;)。で、そういう「寒さ」がこの映画のねらい目であります。

 オリーブを演じた子役アビゲイル・ブレスリンがとっても可愛い。お腹がぷっくり出た幼児体型でダサイ水着を着てミスコンに登場する場面なんてもう、笑いをとってるとしか思えない。

 笑って笑って最後は「へぇ~、サクセスストーリーからいかに逸脱するかという話ね」と納得して終わるけっこう教訓じみた映画でした。そこそこ楽しい。(PG-12)

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LITTLE MISS SUNSHINE
アメリカ、2006年、上映時間 100分
監督: ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス、製作: アルバート・バーガーほか、脚本: マイケル・アーント、音楽: マイケル・ダナ
出演: グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、アラン・アーキン、ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリン

長い散歩

2007年10月27日 | 映画レビュー
 かつて共同体が生きて機能していたころは、一つの家庭で子どもを世話できなければ隣近所が代わる代わる養育したものだ。それと同じことをしようとすると、今や「誘拐」騒ぎになる。これは、隣家の児童虐待を見かね初老の男が幼い少女を連れて旅する道行きの物語。 

 元校長だった安田松太郎はアルコール依存症だった妻を亡くし、娘には憎まれている。妻の死後、自宅を去って小さな安アパートに引っ越してきた。舞台は愛知県と岐阜県。両県のロケで撮影された本作は、岐阜の山並や廃校になった校舎や寂れた山村がしっとりと美しい。安田という男の過去について映画は多くを語らない。時折フラッシュバックで描かれるその家庭生活はわびしくとげとげしいものだった。妻への悔恨と贖罪の気持ちを抱いている安田は、隣家で虐待されている少女が気になって夜も眠れない。母親とその情夫に育児放棄され暴行される少女は、幼稚園や保育所にも通わせてもらえず、一人裸足で遊ぶ。

 鬼母の高岡早紀がうますぎて怖い。地でやってんのちゃう? 映画の前半は子どもが虐待されている場面をじっくり見せる。こんな役をやらされて、子役の心の傷にならないのか心配になるぐらい高岡早紀は怖いし、子役もうまい。とにかく作品全体に描写が丁寧で、とてもわかりやすい。親に虐待されて心を閉ざしている幸(さち)という少女が安田に「おじいちゃん」となつくようになるまでさほど時間もかからない。実際の被虐待児の場合、虐待を受けた年月の倍ぐらいの時間がかかってやっと心の傷から立ち直るのだという。だから、映画の中で二人が心を通わせるようになるのは早すぎるのだが、しかし、映画として見ている分には、むしろ遅く感じる。というのも、いつも背中に天使の羽をつけているサチと安田じいちゃんは決して手を繋がないからだ。不自然なくらい二人は手を繋いで歩かない。そして、やっと手を繋いだとき、二人は走る。走る走る、とても老人とは思えない速さで走る。「手を繋ぐ」というたったそれだけの行為が傷ついた子どもにはとても困難なことなのだ。それは二人が追いつめられなければできない行為だったことが悲しい。

 話の展開じたいはありがちだし予想もつくのだが、ここに一人、意外な人物が登場して物語が急転直下する。それが「ワタル」という青年だ。ワタルを演じた松田翔太、目ぢからのある役者で印象深いのだが、いったい誰なのか、新人かなと思ってパンフレットを見たら、松田優作の次男だとな。

 祖父と孫という疑似家族の道行きに新たに青年が加わって、孤独な3人が仲良く旅を続ける。もう今や家族は機能していないのだから、新たな形の家族を作ることを考えないと、子どもたちはどんどん傷ついていくのではないか? 虐待するほうの鬼母だって傷ついているのだから。映画はそのような視点/主張を盛り込んでいるのだが、現実には法律の厚い壁があるのだ。

 子役が可愛い、とっても可愛い。泣かされました!

 愛知県が舞台で、なんか見覚えのある風景も映るのだが、ひょっとして名古屋のテレビ塔かもしれない。ところで高岡早紀と松雪泰子の見分けがつかないのはわたしだけ?(^^;)(←と書いてDISCASにレビュー投稿したら、「乳のでかいのが高岡早紀」だと「こんちゃん」さんに教えてもらいました)。

 2006年度モントリオール国際映画祭最優秀作品賞を受賞。

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日本、2006年、上映時間 136分
監督: 奥田瑛二、製作総指揮: 西田嘉幸、脚本: 桃山さくら、山室有紀子、音楽: 稲本響
出演: 緒形拳、高岡早紀、杉浦花菜、松田翔太、大橋智和、原田貴和子、木内みどり、津川雅彦、奥田瑛二

クリムト

2007年10月27日 | 映画レビュー
 この映画は無意味にカメラをぐるぐる回しすぎるので、目が疲れてしまう。クリムトの幻想的で退廃的なムードを出そうとした映像はそれなりに工夫があるのだけれど、どうも意図がよくわからない。ばしっと決まっていない。

 ウィーンのカフェで若きヴィトゲンシュタインがつかみ合いの喧嘩をしている場面とか、デカダンな雰囲気は面白かった。

 死の床にあるクリムトのもとをエゴン・シーレが訪れる場面から始まり、一転、回想シーンへとつながるつかみはなかなかいい感じ。しかし、20世紀初頭のウィーンのパーティ会場の場面で、人物二人の会話を回転で映したものだから途端に気分が悪くなった。演出上の必然性を感じないカメラワークだ。回想シーンは死を目前にしたクリムトの見る幻想のようでも夢のようでもあり、映画が進むにつれてだんだん摩訶不思議な世界へとねじれていく。

 モデルになった女性の身体に触れなければ彼女の絵が描けないといい、町のあちこちに子どもを作るという放縦な性生活を送ったクリムトは、梅毒に罹る。彼が見る回想は梅毒が脳に回った妄想かもしれない。クリムトにとってのファム・ファタール(運命の女)たる正体不明のモデル「レア」に一目惚れして彼女と密会するが、彼女を求めるクリムトの気持ちが混乱を招くのか、謎が謎を呼ぶがゆえにクリムトが求め続けるのか、レアの正体は物語が進めば進むほどいっそう謎が深まり、その行動は支離滅裂になる。凝った映像がシュールな場面を次々と見せてくれるけれど、それがクリムトにとってどのような意味をもたらしたのかわたしにはよくわからない。

 この映像の懲り方については評価が分かれそうだ。好きな人にはすごくうけると思うけれど、わたしには「狙いすぎ」と思える。しかも微妙に外している。

 クリムトの裸体画モデルの女性たちが物静かに全裸で闊歩する不思議な雰囲気の映画だが、クリムトの何を描きたかったのがよくわからない。この映画を観てもクリムトの伝記的な事実についてはほとんどわからないし、彼が何に苦悩し何を求めていたのか、判然としない。もう少しクリムトの絵も見せてほしかったし。クリムト展があればすぐに走って行きたい気分にはなったが。(R-15)(レンタルDVD)

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KLIMT
オーストリア/フランス/ドイツ/イギリス、2006年、上映時間 97分
監督・脚本: ラウル・ルイス、製作: ディエター・ポホラトコ、音楽: ホルヘ・アリアガータ
出演: ジョン・マルコヴィッチ、ヴェロニカ・フェレ、サフロン・バロウズ、スティーヴン・ディレイン、ニコライ・キンスキー

親密すぎるうちあけ話

2007年10月27日 | 映画レビュー
 ルコントらしい作品。ほんと憎いわ。「仕立て屋の恋」なんかに比べると緊張感はいまいちだけれど、しゃれています。


 精神科医と間違えて税理士の事務所のドアを開けてしまった美しい人妻。彼女の親密すぎる打ち明け話にのめり込んでしまった税理士は…

 この映画、かの「仕立て屋の恋」のヒロインサンドリーヌ・ボネールを15年ぶりに起用したルコント監督の作品だ。「仕立て屋の恋」と同じく、美しいヒロインに惹かれていく冴えない男、という組み合わせ。ルコントにはこういう組み合わせが多いのはなぜなのだろう。この組み合わせは、女性を男性の上位に置く。女性に優越感を味わわせることができるのだが、その一方で、実はそんな美しい女が醜男に惹かれていくことに男の側の快感がある。ルコントの捻れた欲望が表れているのではなかろうか。

 この映画には法外な報酬を取る精神科医への批判も込められている。精神科医でなくてもプロのセラピストでなくても、「聴く耳」さえ持っていれば、充分セラピストの役目を果たすことができるのだ。精神科医でないと判っても女は男のもとへ毎週通い続け、親密すぎる打ち明け話を続ける。

 いつしか女を真剣に愛してしまう税理士だが、彼の純情は女を強引に口説くことなどできない。歯痒い歯痒い恋がやがて終わる…。だがしかし…!

 ここにも肉体的にストイックな恋情が描かれている。人妻の赤裸々な告白にたじろぎながら、恋に心を躍らせる中年の税理士。彼が日々の鬱屈や別れた妻との奇妙な友情の中で徐々に人妻に惹かれ気持ちを深めていく様子がじっくり描かれていてけっこうスリリングではある。

 ま、好みは分かれるかもしれませんが、男性より女性に受けそうな映画。(レンタルDVD)

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CONFIDENCES TROP INTIMES
フランス、2004年、上映時間 104分
監督: パトリス・ルコント、製作: アラン・サルド、製作総指揮: クリスティーヌ・ゴズラン、脚本: ジェローム・トネール、音楽: パスカル・エステーヴ
出演: サンドリーヌ・ボネール、ファブリス・ルキーニ、ミシェル・デュショーソワ、アンヌ・ブロシェ、ジルベール・メルキ

ブロークン・フラワーズ

2007年10月27日 | 映画レビュー
 人生の謎には答なんてない! いかにもジャームッシュ!

 20年前に別れた女からある日突然手紙が届く。「実は、あなたと別れた後で妊娠に気づいたの。一人で生んで育てました。その息子は今19歳。父を捜す旅に出てしまったわ。あなたを訪ねていくかも」

 住所も名前も記されていない手紙の差出人を捜す旅に出た初老の男、ドン・ジョンストン。探す相手は4人に絞られた。親友が調べてくれて、現在の住所もわかった。さて、彼女たちの反応やいかに?!

 ドン・ジョンストンは決して笑わない。ほんの少し唇の端を持ち上げることはあっても、声を出して笑うことがなく、いつも不機嫌な仏頂面をしている。しかも、ひねくれ者だ。なんでこんな男がもてまくって「ドン・ファン」などと呼ばれたのかさっぱりわからない。

 で、訪ねた相手の一人目がシャロン・ストーン。老けたとはいえ、まだまだイケてます、姉御さま。再会するなりいきなり「ドニィ?」と言って破顔となり、たちまち抱きついて「久しぶり!」だなんて、そんなこと! おまけに彼女の娘は母親似のべっぴんさんで、中年男の前で平気で全裸ってそんなバカな! そのうえ久しぶりに会った中年男女はたちまちベッドインってそんなバカな! とにかくこの旅はドン・ジョンストンにとっては美味しいことずくめ。なのに彼は相変わらず不機嫌な仏頂面。んなバカな!

 二人目は夫と二人で不動産業を営む女性。彼女も戸惑いながらもやっぱりドンを歓待してくれる。むしろ彼女の夫がドンを歓待するのだけれど、どうにも話題が盛り上がらない夕食となる。ここでもやっぱりドンは仏頂面。こういったシーンでのジャームッシュの演出はまさにジャームッシュ節です。どうにも気まずい雰囲気の間合いの入れ方。これ、ほかの監督にはできないんじゃないかというぐらいのものすごいタイミングのとりかただ。見ているほうが気まずくなるぐらいの切ないリズム。

 三人目は動物と会話できるという博士。彼女の不思議な診療所を訪ねていくが、ここでもやっぱりドンは不機嫌。四人目はド田舎という風情の森の奥に入ったところに住む女性。彼女がいちばん不機嫌にドンを迎え、悪い想い出が蘇るのか、ドンに怒りをぶつける。

 で、けっきょく彼の息子を生んだ女性が誰なのかはわからずじまい。ところがここに怪しげな若者が現れて…
 

 すっとぼけた雰囲気はいかにもジャームッシュなのだが、ここにはきちんとストーリーがある。その点が「ストレンジャー・ザン・パラダイス」なんかと違うところだ。人生の謎に立ち向かうのが過去の自分との再会=過去の恋人との再会というあたりが初老にさしかかった男の発想しそうなことなのかもしれない。といってもそもそもそれはドンのオリジナルな考えではない。それに、昔の恋人に20年ぶりに会いにいくというのはかなり勇気の要ることだ。わたしならやりたくないね。この旅を「中年の自分探し」と見立てたくなるところなのだが、そうはいかないところがジャームッシュらしい。やはり「自分探しの旅なんてナンセンスなんだよ」。そう言いたげです。

 とにかく最後まで目が離せない作品で、最後が「あ、やっぱり」と思わせるところがいい。けっこうお奨め作です。

 ところで、作中にかかるエチオピア音楽の旋律が日本の古い歌謡曲か民謡みたいに聞こえるのはわたしだけ?(レンタルDVD)


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BROKEN FLOWERS
アメリカ、2005年、上映時間 106分
監督・脚本: ジム・ジャームッシュ、製作: ジョン・キリク、ステイシー・スミス
出演: ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン、ジュリー・デルピー