岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
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「大学生の衆院選リポート・その2」

2009年09月06日 14時58分22秒 | 民主党

続いて大学院生のY君のレポート。

 歴史的な衆院選だった2009年8月の終わり、関東地方に来た台風は、これから起こる嵐の幕開けのように思えた。そして、まさに自民党はぶっ壊された。 議員インターンシップという制度を利用して、第45回衆議院総選挙を身近に見ることができた。   
 思い返せばインターン前の私にとって、政治というものがテレビを通してのみの情報だったので、例えば衆議院が解散することですら理由が分からなかった。自分の想像の中だけで考えていた。ただ今回の世の中の流れは、何か違うなと漠然と感じていた。 私がインターンに参加する直前、衆議院は解散し、総選挙にむけて日本中が動き出した。初めて活動した日、僕を担当していただける県議会議員の表情は、日々の忙しさもあってか、けっして穏やかではなかった。この先の一カ月に起こる出来事を予感していたのかもしれない。
 岐阜1区の民主党の選挙事務所で、人々の活気に溢れる姿に出会った。テレビで連日のように報道される「政権交代」というスローガンを通して、この8月の日本には民主党の風が巻き起こっていた。 
 4年前の「郵政民営化」というスローガンは、今では様々な問題を生み出しているようだ。果たして今回のスローガンも同じようにならないかと、相手の自民党候補者は涙ながらに訴えていた。選挙直前になって、選挙に勝つのは甘いことではないと、民主党の事務所にいて思った。 アメリカ合衆国では、民主党と共和党が交互に政権に担っている。それに対して日本は、戦後から自民党が長年に渡って政権を維持してきた。1990年代半ばから小選挙区制が導入され、政権交代が起こりやすくなったという。どうなるか不安な気持ちもあるが、民主党に1回やらせてみてはどうかと、私も思うようになった。そんな気持ちで今まで行っていなかった投票を初めて経験したが、自分が選んだこれからの政治にある程度の責任を感じている。
 マニフェストでも、子育て支援や、地域の活性化が焦点にされているように、これからの日本を担う若者や、より身近なことが大切である。とくに若年投票率が低いこともあるように、日本の若者の意識を高めるために、教育や就職の面から社会全体での受け入れ態勢が求められているだろう。 もともと政治というものは、その地域や国を良くしたいという共通の志で行われるはずである。それなのに政党に分かれ、相手の欠点を指摘しあう汚い場面になってしまうことは、実に不思議である。選挙とは、地域の支援者の協力や信頼を得るための地道なものであり、一方では、戦争のように短期間で状況が一変するものであると、この議員インターンシップで実感している。


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