岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
生活を支え、生命を守る政治を実現する。

「大学生が見た衆院選・その3」

2009年09月08日 17時48分41秒 | 民主党

続いて大学生Nさんのレポート。

 

 この8月、衆議院総選挙を経て一番に思うことは、政治家も「人」だということです。政治の舞台に立つために、沢山と言うには足りないほどの人々の協力を求め支えてもらい、地域に密着した政治活動のために、自分の足で歩き回るしかないのだなと感じました。

 太田議員の元にいると様々な政治家の方のお顔を拝見しお話を聞くばかりではなく、常に後援会やこの岐阜の方々と出会い、政治に対しての忌憚のない率直な意見を聞かせて頂ける機会が数え切れないほどありました。その中で思ったことは、端的に言ってしまえば「政治は人」なのではないだろうか、という事です。当たり前の事なのですが、やはり固定観念として存在するメディアという障壁を介して見る政治、イメージだけの政治とは全く異なり、人が意思を持ち、人と人が結びつき、そして人に思いを訴えかけるというものでした。選挙期間中の事務所内はピリピリと肌を刺すような緊張感と、人の関わりの中で織り成される選挙故に摩擦もある連日の打ち合わせの疲れの色が見えていて、その点にまた人らしさを感じたのも事実です。

 また、「政治は人」と言う観点から見ると、第一区選挙事務所の1階(通称サロン)での光景が忘れられません。この岐阜を、この国をより良くするにはどうしたらよいかと、変に気負うこともなく語らう場となっており、訪問された方々と一緒に座って、暮らしの中の些細な出来事や今回の選挙に対しての考え、政治についての理想など幅広くお話できました。そのとき、ふと幕末の志士たちを思い出しました。地方各地で理想国家に思いを馳せ、激動の時代となる直前のゆるりとした時間の中で仲間たちと自由に語り合っていた若き志士たちです。

 選挙中ボランティアの方を含め多くの人が事務所を出入りしていたのですが、政治という「人」の集まりの中に、圧倒的に若者が少ないのも「若者の政治に対する関心の低下」という字面で見るよりも遥かに、眼前に広がる光景として実感できました。かく言う私も最初は政治に関心が薄かったと自身で思うぐらいなのですが、この貴重な体験の中で、家族だけでなく太田議員やインターン生の仲間と政治をより良くするには、と語ろうと努力するようになったのが大きな変化でした。現状を見たうえでの語らいの大事さをこれほどに感じたことはありません。とっつきにくい「政治」は「人」であり、語らうものなのだと思いました。このような意識の変化の芽生えこそが、若者の政治に対する関心の低下・若者の投票率の低下の歯止めをかけるのではないかと個人的に思っています。そして議員インターンシップ制度などの、若者という「人」を政治の世界に招き入れる制度の周知だけでなく、子どもからお年寄りまで政治家という「人」を身近に感じられるような、そんな流れに社会がなるべきだと思いました。


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