岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
生活を支え、生命を守る政治を実現する。

民主党東海ブロック自治体議員フォーラム(2)

2009年05月21日 21時16分09秒 | Weblog

 「道州制」について、具体的にどのようなイメージをお持ちだろうか。アメリカのように州によって法律が異なるようになるのか。あるいは州が独自に外交をやるようになるのか。県や市町村はどうなるのか。漠然としたイメージで捉えられる一方、「いままでの自治はだめだ、改革をしなければだめだ」と刷り込まれていないだろうか。

 フォーラムでは「自治と言えば、この人!」、元北海道ニセコ町長の逢坂誠二衆院議員(去年、導水路視察に来ていただいた)が講演をされた

 私は画一的な道州制にはならないと考えている。静岡県は何州になるのだろうか。北陸三県はどうなのだろうか。静岡や金沢で生活をし、仕事をしてきたことを踏まえて言えば、静岡県東部の住民の意識は首都圏、西部は名古屋圏との関わりが深い。無理に道州制にはめようとすれば静岡県は解体されてしまう。北陸は石川県は富山と福井を従えようとするが、両県は嫌がる。この住民の意識だけを考えても全国8つだか9つだかの道州にするのは難しく、合併して州になる県と、ならない、なれない県があってもおかしくはない。

 民主党の地方自治体再編の在り方は、まさにそうで、「当分の間、広域自治体は道州によらず、現在の都道府県の枠組みを基本とする。ただし都道府県が合併することや都道府県の枠組みを残したまま連合を組むことは、地域の自主性に委ねる」ということである。逢坂議員は与党の分権議論は道州制をベースに出発していると指摘をした。官僚が采配をする分権議論であるというわけだ。民主党は、それを柔軟に、かつ多様性を踏まえた分権を進めるべきと主張をされている。まさに、静岡は静岡の事情でやればいいし、北陸三県も然り。私の意見は同じである。


民主党東海ブロック自治体議員フォーラム(1)

2009年05月21日 21時03分06秒 | Weblog

 19日、20日の二日間、東海ブロック(岐阜、静岡、愛知、三重の4県)の民主系自治体議員による研修会「東海州議会・自治体議員フォーラム」が豊橋市で開かれた。毎年開催している研修会で、今年は各県でテーマを決めた講演が4題と党中央派遣の講師の講演という形式で行われた。 

 研修とは別に、個人的にはこの機会を活かし、木曽川水系連絡導水路事業についての対応を愛知県内の県議会議員と話し合った。広域に関わるテーマなので、他県の議員間の連携が必要。岐阜・愛知・名古屋・三重の民主党系議員に広げてゆくことになりそうだ。議員間の議論を深め、住民の意見を入れて、行政を動かしてゆきたい。