GOの解説部屋~素人の視点から政治を語ります~

政治とは国民の暮らしに密着したものであり、公の場で政治を語るのがタブー視されている現状を変えたい、その一心で投稿致します

昨日の続きをちょっとだけ。

2016-01-06 21:36:07 | 既得権問題
自分の書いた文章とその元になった高橋氏のコラムを読み返して、どうも昨日の投稿は結論が中途半端だなぁと思い返しましてので、少し付け加えたいと思います。

昨日の投稿はこちら
http://blog.goo.ne.jp/gharada5000/e/3fc0bcccee69acb632ae34ba6025f61a

では官僚は何故に日本の借金が1000兆円もあると危機を煽るのでしょう?

ここをはっきりさせないと締まりませんよね。

ここで言う官僚とは主に財務省の官僚になります。

彼らは借金ばかりが膨らんで日本の財政は大変な事になっているので、増税して財政再建を早くやらないといけないという尤もらしい事を主張してるんです。

ですので目的は増税(消費増税)でその理由が財政危機という論法。ここが重要ですので覚えていて下さい。官僚の目的は本来財政再建であるべきですが、そうではなく増税です。

ではもう少し突っ込んで、借金(国債発行額)が増えるとなぜ財政危機になるのかを考えましょう。

国債に関して、需要と供給のバランスで需要の方が多いうちは金利が低くても買い手はつきます。供給過多になると金利を上げないと買い手がつかないので、国債を発行し過ぎると買い手が付きにくくなって金利が上がっていく。という論法です。

よって国債をこれ以上発行して金利が上がるような事になれば、利払いがとてつもない額になり財政破綻の恐れがあるというのが官僚の主張なんです。

これに対して高橋氏の主張は日本政府の負債は資産と相殺すると官僚が主張する額の5分の1程度になる。しかも日本国債は現状は市場の需要ほど供給量がないので金利は上がらないとの事。

どちらの主張が信用するに値するでしょうか?

これまでにも僕は官僚が国民の利益より自分たちの省益を重視するという話はたくさん書いてきましたので、官僚が信用できる訳がありません。

高橋氏は官僚時代に公表しようとしたデータを財務省から省益に反するとして、握りつぶされた経験があるそうです。この方は客観的なデータを用いて持論を展開していくのでとても主張に信ぴょう性があります。しかも一般人である高橋氏が国民を陥れようとして何の得があるのか?

というわけで国民のために発信しているのは明らかに高橋氏ですよね。

情報はそのまま鵜呑みにするのではなく裏側からも見てみないといけないと思う、今日この頃です。


最後に、では何故に財務官僚は増税をしたがるのか?

過去にも書いた事がありますが、予算配分権を持ってる財務省がより多くの税金を集める事で更に他の省庁より優位に立つ事が出来るからです。

増税したら必ず税収が増えるとは限りませんがね。

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