まずは中央官僚の定義から行きましょう。
実用日本語表現辞典より
中央官僚
読み方:ちゅうおうかんりょう
国家公務員試験に合格した行政職員のうち、中央省庁に勤めている人のこと。なお、公選職の経験者は中央官僚とは呼ばない。
ということで僕達がたまに役所で手続きなどをする際に窓口で応対してくれるような地方公務員の方々は含まれていない事を強調しておきます。
ここで先ほど見つけた興味深い記事を貼り付けます。数字のところを一生懸命追いかけると内容を理解するのが逆に難しくなる恐れがあるので、数字は飛ばして読んで頂いてもある程度の内容は理解できます。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44174#
では僕が思う要点を抜粋します。
一つは、「当初予算のいい加減さ」だ。年末に来年度予算の政府案が決まると、マスコミ各紙は特集を組んで、来年度予算の解説をする。それらの記事は、財務省から事前資料をもらわないと書けないので、マスコミは日頃から財務省との関係を良好に保とうと、「ポチ」になる。もし事前資料を入手できず、一社だけ記事が書けないのはマスコミとしては一番怖い。
以前の投稿でも少し触れましたが、財務省とは他の中央省庁と違い大きな力を持っているという事。即ち、税金を国民から集めてそれを他の中央省庁に予算として分配するという権限。他の省庁から予算を概算要求させて、それを財務省が審査するという圧倒的な力を持っています。
そして上記のようにマスコミに対しても力を持っている。確かに新聞などの報道で政治家や他の省庁の批判は見ても財務省だけは見た事ないような?
あまり知られていませんが、時によっては総理官邸より財務省の方が力を持っていることもあるとか?
そしてそんなスーパー中央省庁の財務省がこんな事をするんです。
こうしてみると、当初予算では、財務省は意図的に税収を少なめに見積もっているのではないかという疑問すら出てくる。もちろんその目的は、財政危機を煽るためだ。
では何のためにそんな事をするのか?
増税しやすい環境を作るためです。
「こんなに我が国の財政は危ういんです。増税しないと大変な事になりますよ。」という論法で。
そして増税して自分達の権限を更に強化するんです。
その結果が最後のところです。
要するに、消費増税で消費税は増えたが、所得税と法人税はもっと増えるべきところが増えなかった。消費増税しなくても、結果としての税収は変わらなかったかもしれない。決算から見えてくるのは、増税ばかりを主張する財務省は賢くないということなのだ。
一番最後の賢くないという表現は甘いです。「確信犯」じゃないでしょうか?
そうやって財務省はパワーをつけていくんです。
しかし、一点だけ腑に落ちない点があります。
税収さえ増えればいいはずなのに何故財務省は増税を選ぶんでしょうか?
景気が良くなれば税収が増える事は証明されているようなもので、増税すれば景気は悪くなる。結局どちらでも一緒になりそうなものが分からないのか?
それとも自分達の権限はそのままで、国の力を落としてしまえば相対的に自分達が強くなるとか考えているのか?だったら日本を貶めたい国から工作を受けてる疑いも考えないといけません。
まぁそこまでは考え過ぎでしょうけど。
中央省庁と言いながら財務省の話だけをしてしまいましたが、結局のところエリート官僚達は国益の為にではなく省益の為に働いてる人がほとんどだという事をみなさんにに知ってもらいたかったのです。
最後に余談ですが、上記の財務省がマスコミに対して事前資料を渡す事で優位に立っているという話。一般市民には少し遠い話ですが、もう少し市民生活に近い話を上げてみます。
「警察24時」的なテレビ番組がよく放送されてますが、あれはテレビ局の警察に対するヨイショ番組です。マスコミは事件の情報などを警察発表に頼っています。要するに情報をもらう為にヨイショしておく必要があるという事です。
実用日本語表現辞典より
中央官僚
読み方:ちゅうおうかんりょう
国家公務員試験に合格した行政職員のうち、中央省庁に勤めている人のこと。なお、公選職の経験者は中央官僚とは呼ばない。
ということで僕達がたまに役所で手続きなどをする際に窓口で応対してくれるような地方公務員の方々は含まれていない事を強調しておきます。
ここで先ほど見つけた興味深い記事を貼り付けます。数字のところを一生懸命追いかけると内容を理解するのが逆に難しくなる恐れがあるので、数字は飛ばして読んで頂いてもある程度の内容は理解できます。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44174#
では僕が思う要点を抜粋します。
一つは、「当初予算のいい加減さ」だ。年末に来年度予算の政府案が決まると、マスコミ各紙は特集を組んで、来年度予算の解説をする。それらの記事は、財務省から事前資料をもらわないと書けないので、マスコミは日頃から財務省との関係を良好に保とうと、「ポチ」になる。もし事前資料を入手できず、一社だけ記事が書けないのはマスコミとしては一番怖い。
以前の投稿でも少し触れましたが、財務省とは他の中央省庁と違い大きな力を持っているという事。即ち、税金を国民から集めてそれを他の中央省庁に予算として分配するという権限。他の省庁から予算を概算要求させて、それを財務省が審査するという圧倒的な力を持っています。
そして上記のようにマスコミに対しても力を持っている。確かに新聞などの報道で政治家や他の省庁の批判は見ても財務省だけは見た事ないような?
あまり知られていませんが、時によっては総理官邸より財務省の方が力を持っていることもあるとか?
そしてそんなスーパー中央省庁の財務省がこんな事をするんです。
こうしてみると、当初予算では、財務省は意図的に税収を少なめに見積もっているのではないかという疑問すら出てくる。もちろんその目的は、財政危機を煽るためだ。
では何のためにそんな事をするのか?
増税しやすい環境を作るためです。
「こんなに我が国の財政は危ういんです。増税しないと大変な事になりますよ。」という論法で。
そして増税して自分達の権限を更に強化するんです。
その結果が最後のところです。
要するに、消費増税で消費税は増えたが、所得税と法人税はもっと増えるべきところが増えなかった。消費増税しなくても、結果としての税収は変わらなかったかもしれない。決算から見えてくるのは、増税ばかりを主張する財務省は賢くないということなのだ。
一番最後の賢くないという表現は甘いです。「確信犯」じゃないでしょうか?
そうやって財務省はパワーをつけていくんです。
しかし、一点だけ腑に落ちない点があります。
税収さえ増えればいいはずなのに何故財務省は増税を選ぶんでしょうか?
景気が良くなれば税収が増える事は証明されているようなもので、増税すれば景気は悪くなる。結局どちらでも一緒になりそうなものが分からないのか?
それとも自分達の権限はそのままで、国の力を落としてしまえば相対的に自分達が強くなるとか考えているのか?だったら日本を貶めたい国から工作を受けてる疑いも考えないといけません。
まぁそこまでは考え過ぎでしょうけど。
中央省庁と言いながら財務省の話だけをしてしまいましたが、結局のところエリート官僚達は国益の為にではなく省益の為に働いてる人がほとんどだという事をみなさんにに知ってもらいたかったのです。
最後に余談ですが、上記の財務省がマスコミに対して事前資料を渡す事で優位に立っているという話。一般市民には少し遠い話ですが、もう少し市民生活に近い話を上げてみます。
「警察24時」的なテレビ番組がよく放送されてますが、あれはテレビ局の警察に対するヨイショ番組です。マスコミは事件の情報などを警察発表に頼っています。要するに情報をもらう為にヨイショしておく必要があるという事です。
得意分野ではないからか、いつもの歯切れの良さがありませんねぇ。
そういう僕も好きな分野ではあるものの疑問にはお答え出来ないのが情けないところ...。
今の官邸は消費税以外の政策に関して、財務省の横槍に屈するような事は無いはずです。消費税だけは増税が財務官僚のライフワークというか、そこだけは全力を注いで抵抗するはずなんで簡単にはいきませんが。1年半後の増税を判断する時の官邸と財務省の攻防は楽しみです。
安倍総理が昨日のニッポン放送のラジオ番組に出演されて「景気条項は外してるので余程の事(リーマンショック級の)がない限り増税します」と発言されましたが、あれは(財務省に対しての)建前で本心ではないと思います。まだまだシッポは出さんよというところでしょう。
気象庁の件はおそらくですが気象衛星くらいは民間企業が持ってるはずなんで、入手ルートは他にもあるでしょう。先週の台風クラスの被害が出た時の「気象庁24時」なら見てみたい気がしますね。