高ボッチ高原の第2駐車場の南側にある管理棟です。正式名称は「でいだらボッチ館」といい、高ボッチ高原の自然管理保全の事務所およびキャンプ場の管理室を兼ねている施設です。館内では、高ボッチ高原にまつわる写真の展示や書籍の閲覧が出来、キャンプ用のアウトドア調理器具、イスやテーブル等のレンタルを行なっています。
塩尻市観光ガイドHPにおける「でいだらボッチ館」の案内情報はこちら。
館内に入ると、各務原なでしこと志摩リンのパネルがありました。上図は各務原なでしこの側。
そして志摩リンの側。いずれも日清カレーメシの販促イベントで使われたもののようで、ここへはおそらく寄贈か何かによったのでしょう。こういった企業関係のコラボイベントにはあまり行きませんから、この種のパネルは初めて見ました。
信州名物おやきとピッツァの価格差にびっくりしました。普通、逆じゃないか、と思いました。郷土料理のほうが高価格というイメージがありますが、ここでは違うようです。
おやきは信州を代表する郷土料理のひとつで、「焼き餅」とも呼ばれます。関西で言う「回転焼」に近い食感と風味があり、長野県ではお盆などでいただくそうで、ルーツはなんと縄文時代の雑穀使用焼き餅にまでさかのぼるといいます。
しっかりカレーメシも置いてありました。これ、ゆるキャンフードの最初に登場した「カレーめん」のパロディを意識してるのですかね・・・? 普通にカレーヌードルを置けばいいんじゃない、同じ日清の製品なんだし・・・。
高ボッチ高原グッズの販売コーナーには、さりげなくゆるキャンステンレスマグカップも並んでいました。
というか、ここでもブームにあやかってゆるキャングッズ類が大量に売られていました。それだけ大勢のゆるキャンファンがこちらにも来るようになったということですね・・・。
こちらは、レンタル出来るキャンプ用のアウトドア調理器具、イスやテーブル等の見本展示です。こういったギアはレンタル可能ですが、食材は扱っていないので、高ボッチ高原に登る前に付近のスーパーかコンビニで調達しておく必要があります。
館内は二つの空間に分けられています。こちらが玄関から入れる南側の空間で、これまで紹介したキャラクターパネル、信州名物おやきとピッツァの販売ケース、ゆるキャン商品の販売コーナー、管理事務所のカウンターなどがあり、上図左奥には、高ボッチ高原にまつわる写真の展示や書籍の閲覧が出来る閲覧席が設けられています。
もう一つの空間は北側の上図の多目的ギャラリールームで、高ボッチ高原にまつわる展示や季節ごとの自然観察イベントの開催展示、イベント時のガイダンスルーム等に供されるそうです。
書籍の閲覧が出来る閲覧席のテーブルには、しっかりと、るるぶの「ゆるキャン観光特集号」が置いてあります。ここ高ボッチ高原の案内記事も掲載されていますから、置いてあるのでしょう。
実は私は、この種のコラボ刊行物は一冊も持っていません。これらが刊行される前に聖地巡礼を済ませているケースが殆どなので、こういったガイドブックにて紹介される内容よりも更に多くの知見、情報を持っており、この種のコラボ刊行物を買う必要がありませんでした。
さて、それでは志摩リンの回った所を探しに行きますか、と思い立って館外に出ました。車を第2駐車場に置いてゆっくり歩いて回る積りでしたので、最後にまたこの管理棟に戻ってくる予定でした。
既に南側の空は御覧のように雲が流れて行って青空が見え始めていました。晴れて行くので良かった、もう雨の心配は無い、と確信して園路を歩き始めました。 (続く)