伊良湖港のフェリー埠頭にて二種類の船を見物していたら、あっという間に30分ぐらいが経っていました。それでクリスタルボルトの建物内に戻って土産物販売コーナーにて、嫁さんに頼まれた品々を買いました。これだけは絶対に、と頼まれたのは、三河湾産のあおさと青海苔と乾燥小海老、渥美半島産のはちみつ、の4品目でした。
我が家では嫁さんが管理栄養士であるので、毎日の食事は質素ながらも栄養バランスはバッチリです。ほぼ毎日、ご飯は炊き込みとなります。具材は毎日色々変わりますが、乾燥小海老はダシも兼ねるので必ず入れます。そして味噌汁やお吸い物などの汁物には、ほぼ毎日あおさを入れています。あおさはご飯にもかけたりします。
なので、あおさと乾燥小海老は毎日使う必需品になっていますが、いずれも最近の物価高騰ラッシュからは逃れていますので、家計的には大いに助かっています。栄養や効能に優れていて安価な食材ですが、一般的にはあまり使われていない食材であるせいか、スーパーなどは棚の隅っこに目立たなく並んでいるか、下手すると扱っていなかったりもします。
土産物販売コーナーは展望所の横にありますので、買い物を終えた後もしばらく港や海の景色を眺めていました。
17時50分、三河田原駅へ戻るバスに乗りました。15系統の渥美病院行きでした。
三河田原駅まで50分、バス特有の振動に身をまかせつつ、次第にたそがれてゆく外の田園風景をぼんやりと眺めていました。シャイでナーバスでロンサムな気分になりつつ、時々ウトウトしました。
18時40分、三河田原駅に着きました。もう夜になっていました。今回の聖地巡礼は珍しく日帰りでしたから、一日をめいっぱい使って夜遅くに帰るパターンとなりました。
三河田原駅のホームには、既に次の18時47分発の列車が待機していました。
朝乗ってきたのと同じ旧東急電鉄7200系の車輛でしたが、車番とラッピングのベースカラーが違いました。ヘッドマークに「しでこぶし」とあって、その花のラッピングデザインになっていました。
車内は御覧の通りで、乗客はまばらでした。地方のローカル鉄道はどこもこんな感じですね・・・。終点の豊橋駅には19時22分に着きました。
行きと同じく、豊橋鉄道の改札口からダッシュで新幹線乗り場まで急ぎまして、19時39分発のこだま745号に飛び込みました。乗った途端に背後でドアが閉まりました。あー、やれやれ、でした。
以上で、渥美半島の土岐綾乃ソロキャンプ聖地3か所の日帰り巡礼のレポートを、渥美半島一周編として括って終わります。鉄道とバスを利用しての、文字通りの一周コースでした。
次のゆるキャン聖地巡礼は、10月に舞台を長野県エリアに移し、再訪の一ヶ所と初訪の一ヶ所とをまわります。 (了)